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個人事業主におすすめのクレジットカード17選!メリットと注意点も徹底解説

個人事業主 クレジットカード おすすめ
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個人事業主や経営者の必須アイテムであるクレジットカード。多くの個人事業主が事業用と個人用のクレジットカードを使い分けています。

個人事業主向けクレジットカードを利用すれば、会計ソフトと連携して経理作業に役立てたり、ポイントを貯めて経費を節約したりとメリットが満載です。

しかし、個人事業主の中には

  • どの個人事業主向けクレジットカードを選べば良いか分からない
  • 本当に個人用と事業用を使い分けるメリットはあるの?
  • 個人事業主用クレジットカードは審査落ちが不安…

と悩みを抱える方も多いでしょう。

そこで今回は、個人事業主向けクレジットカード17選を紹介。個人事業主用クレジットカードを持つメリット・デメリットについても解説しています。

個人事業主 クレジットカード

個人事業主用のクレジットカードの作り方も紹介するため、ぜひ最後までチェックしてみてください。

事業用のクレジットカードを探している個人事業主の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

診断
あなたにピッタリのクレジットカードを探す
重視するのは?
  • ビジネスをサポートする
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セゾンプラチナ・
ビジネス・アメリカン・
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セゾンプラチナ ビジネスAMEXカード
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ラグジュアリーカード
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Black Card

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  • 事前入金で9,999万円までの
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  • プライオリティパスや
    リムジン送迎など
    ラグジュアリーな特典が付帯
  • ポイント還元率は
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    遅らせることも可能
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ビジネス・アメリカン・
エキスプレス・カード

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  • 会計サービスが
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監修者の紹介
経歴・プロフィール
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。
水野崇
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金融商品取引法
貸金業法改正の概要

個人事業主におすすめのクレジットカードの検証ポイント

ポイント還元率 検証
1ポイント還元率

個人事業主の場合、ポイントが多く貯まるクレジットカードを選び支払金額に充当すれば、経費の削減につながるため、なるべく高い還元率のものやボーナスポイントが貯まるものを利用するといいでしょう。

 

ANAカード検証
2年会費

クレジットカードの中にはビジネスシーンで活用できるサービスが付帯したビジネスカードという類のものがあります。年会費が有料な場合が多いですが、料金以上のメリットが見込めるのならば十分選ぶ価値はあるでしょう。

 

ANAカード 検証
3発行スピード

早めに決済したいものがある場合、いつクレジットカードが発行されるのかも気になりますよね。急ぎで決済したいものがスマホタッチ決済に対応している場合は、数分から数時間で発行可能なデジタルカードを申し込むといいでしょう。

 

小川洋平
4専門家インタビュー

個人事業主におすすめのクレジットカードを選ぶ際に意識すべき点は何か、クレジットカードに知見の深い専門家の方にも意見をもらうべく独自インタビューを実施しました。

クレカ アンケート調査
5ユーザーアンケート

掲載しているクレジットカードの利用経験があるユーザーにもアンケートを実施。数値やデータ以外の情報がわかる実際の利用者の声も検証要素として取り込みました。

すべての検証は
ゼロメディア編集部で行っています

クレジットカード 検証

クレジットカード 検証

 

独自調査による個人事業主におすすめのクレジットカードの結論

個人事業主 クレカ逸品

個人事業主におすすめのクレジットカードを利用したい人が最も注目すべき項目は、ビジネス面における活躍度でしょう。
ポイント
法人用のクレジットカードは、一般のクレジットカードにはない機能や特典が備わっています。

多少年会費のコストがかかっても、法人カードとしての機能性にこだわっておくと経理業務の短縮や、トラブル時に役立つためよく確認しておきましょう。

「ポイント還元率」「年会費」「発行スピード」「専門家インタビュー」「ユーザーアンケート」にて検証を行った結果、当メディアが総合的に最も評価する個人事業主におすすめのクレジットカードはセゾンプラチナ ビジネスAMEXカード』です。

24時間365日駐在のコンシェルジュによる飛行機や新幹線の手配サービスや、会計精算クラウド「Staple」が6ヶ月無料で使えたりと時間を効率よく使える特典が多数。ビジネスに集中する時間をしっかり確保することができます。

 

プライオリティパスが付帯しており、フライトまでの待ち時間もラウンジで有意義に過ごすことができます。また、初年度の年会費が無料のためノーリスクでお試しいただけます。審査には登記簿謄本や決算書の提出が不要で比較的に通りやすいでしょう。

個人事業主向けクレジットカードおすすめ17選を徹底比較

個人事業主が利用できる法人カードの中から、特におすすめの17枚を厳選しました。比較して自分に合ったクレジットカードを見つけてみましょう。

※料金は全て税込です。
※1:モバ即の入会条件は以下2点になります。【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
④「付帯保険 ショッピング(海外):年100万円限度」

本記事で紹介するクレジットカードはゼロメディアの独自調査に基づいています。詳しくは各クレジットカードの評価基準とランキング根拠を参照ください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード|海外の空港ラウンジが無料

SBS_新券面画像

メリット
海外でポイント2倍
ETCカードを5枚まで発行可能
海外の空港ラウンジが無料で利用できる
デメリット
×年会費がやや高い
ビジネス向け特典・サービス例
  • 初年度年会費無料
  • 本の要約サイト・ビジネス情報サービスが優待価格
  • 会計精算クラウド「Staple」が6ヶ月無料
  • プラチナ限定の豪華特典も豊富

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が初年度無料・翌年度以降22,000円(税込)のクレジットカードです。

ポイント
ショッピング利用額に応じてJALマイル1.125%還元なので、マイルを貯めて航空券に交換したり座席をアップグレードさせたりできます。

また、クレジットカードの多くは、ETCカードを1枚までしか発行できませんが、セゾンプラチナ・ビジネスAMEXカードなら最大5枚まで発行可能。複数の車を使っている個人事業主に打って付けです。

引き落とし口座を法人か個人か選べるため、個人事業主として開業する前にクレジットカードを発行する=会社に所属しながらクレジットカードを作ることができます。

セゾンプラチナ・ビジネスAMEXカードのビジネス向け特典

クラウド型経費生産サービス「Staple」が6ヶ月間無料
セゾンプラチナ・ビジネスAMEXカードなら、クラウド型経費生産サービス「Staple」が、月額通常660円(税込)のところ6ヶ月無料になります。

Stapleでは、主に以下の機能が利用可能です。
  • 領収書やレシートをスマホで撮ってアップロードすれば経理精算が可能
  • Moneytreeや楽天銀行などと連携
  • SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの購入履歴を管理
  • 法人プリペイドカード
ビジネス用品や接待のご飯代だけでなく、ICカードの利用額も簡単に管理できるのが魅力。さらにレシートをスマホで撮るだけで経費に組み込んでくれるので、経理に費やす時間も抑えられるでしょう。
24時間365日コンシェルジュが対応
24時間365日コンシェルジュが相談や問い合わせに対応可能。セゾンプラチナ専任のコールセンターです。

例えば、以下のようなことに応えてくれます。
  • レストランの案内・予約
  • 飛行機チケットや新幹線チケットの手配
  • 送迎サービスの申し込み
  • 国内・海外ホテルの手配
接待におすすめのレストランを知りたい時、出張時の交通機関や宿泊ホテルの予約を取って欲しい時など様々な場面で役に立つでしょう。
本の要約サービスが30日間無料&月額料金ずっと15%OFF
本の要約サービス「flier」の読み放題プランが30日間無料&月額料金ずっと15%OFFで利用できます。

flierとは、ビジネス書籍の要約サイト。1冊4〜6時間かかると言われているビジネス書籍を10分程度で読めます

ビジネス以外にも実用書や教養書など約3,000冊以上の様々なジャンルを保有。毎月30冊ずつ追加されるので、最新の情報をいつでも得られます。

監修者コメント

監修者
祖父江さん

審査が厳しそうに感じるかもしれませんが、登記簿謄本不要で申し込みできますよ。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの口コミ

セゾンプラチナ・AMEXビジネスカードの口コミ・評判
30代・男性(会社員)
年会費はかかるものの、専用コンシェルジュの設置やJALマイルクラブの年会費無料など、年会費を超えるメリットがあるカードだと思います。
30代・男性(会社員)
マイルを貯めるには非常に使い勝手がいいですし、コンシェルジサービスの対応もとても質が高いです。また、ポイントにも有効期限がないので長期的に貯めることができ満足しています。
40代・男性(会社員)
セゾンプラチナ・ビジネスAMEXカードはポイント還元率が高くポイント交換もたくさんあります。出張をよくする人には最適でマイルもよくたまるので価値があります。
40代・男性(会社員)
大手アメックスのステータス性がよくほとんどどのサービスでも利用できる便利さや付帯サービスの充実度が何よりで様々な場面に使用できますし顧客対応もしっかりしていてよいです。
30代・男性(会社員)
社員のポイント管理を一元化させたいならば、共有アプリが充実しているこのカードは重宝します。ポイントを賢く消化して、経費削減に取り組むことで企業の未来が明るい方向へと導かれます。

セゾンプラチナ・AMEXビジネスカードの口コミ募集ページ

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・
エキスプレス・カードの総評

コンシェルジュサービス、プライオリティパス、有料ツールで優待価格で使うことができるなど、ビジネスに活躍しそうなあらゆる特典が付帯しており、1枚持っておけば大抵のことはカバーできるでしょう。

2年目からは年会費が発生しますが、初年度は年会費が無料。気になる方はまずは1年間試してみてはいかがでしょうか。

年会費(税込)22,000円
※初年度無料
基本ポイント還元率0.5%
freeeとの連携×
※「Staple」が6ヶ月無料
限度額(公式サイトに記載なし)
付帯保険海外旅行:最高1億円
国内旅行:最高5,000万円
ショッピング:年300万円
リボ・分割払い
発行最短3営業日
申し込み可能年齢20歳以上の法人代表者・個人事業主

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Card|事前入金で9,999万円まで決済可能

ラグジュアリーカード
MasterCard®Black Card

メリット
基本ポイント還元率が高く、ポイントを貯めやすい
リムジンの送迎やレストラン優待など豪華な特典が付帯
事前入金で9,999万円まで決済できる
デメリット
×年会費が高い
ビジネス向け特典・サービス例
  • ポイント還元率は1.25%
  • 9,999万円の決済にも対応

  • 24時間対応のコンシェルジュ
  • 1,300以上の空港ラウンジが無料

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardは、年会費110,000円(税込)。入会日から半年以内に50万円以上を利用したという条件付きで、解約する場合は全額を保証してもらえます。

ポイント
各種ギフト券への交換、キャッシュバック還元率は1.25%。非常に高還元率であるのが特徴で、法人税や消費税などの納税でもポイントが貯まります。

事前に入金しておけば、9,999万円の高額決済も可能。大事な取引にも安心してクレジットカードを利用できるでしょう。

また、最大53日間支払いを先送りにすることもできます。事業の売り上げが出るまで待ちたい時にぴったりです。

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardのビジネス向け特典

1,300箇所以上の空港ラウンジが無料
ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardなら、1,300箇所以上の空港ラウンジが無料で使えるプライオリティ・パスが利用できます。

空港ラウンジで提供されている主なサービスを以下にまとめました。
  • 無料Wi-Fi・充電
  • 会議室(一部)
  • 無料の飲み物・軽食
  • スパ、マッサージ、仮眠室(追加特典)
事前予約は必要なし。会員証を提示すればすぐに入れます。家族や友人など同伴者も一緒に利用可能です。
約200店舗のレストランにて2名以上予約すると1名分無料
全国200以上あるレストランを、2名以上で予約すると1名分が無料となります。

また、コース料理のアップグレード・ワンドリンク・手土産のプレゼントといったサービスがあるレストランも。さらに、往路のみ対象レストランまでリムジンで無料送迎も可能です。

レストランまでリムジンを利用したり、コース料理のアップグレードをしたりすれば、接待や商談もより豪華になるでしょう。
高級レストランやバーなどの優待あり
ザ・ペニンシュラ東京やザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町など、高級レストランやバーにて対象の食事料金が割引となります。

また、ストリーマーコーヒーカンパニーなら、月1回Luxury Cafe BEYOND ESPRESSOが無料です。

飲み物を注文すると2杯目が無料、同伴者1名のドリンクがいつでも無料となる優待もあるため、打ち合わせやちょっとした会議にもぴったりでしょう。

監修者コメント

監修者
祖父江さん

最短5営業日以内に発行してもらえるので、すぐに使い始めたい方にもおすすめできます。

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardの口コミ

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardの口コミ・評判
30代・男性(会社員)
仕事上海外に行くことが多いので、年会費は11万円と高いですが優待でホテル料金が安かったり部屋のグレードアップであったりとサービスが多いのでおススメです。
20代・女性(会社員)
限度額を気にせずに利用したい方向けのクレジットカードです。商品を購入しただけでなく、法人税、消費税など各種納税にもポイント還元があるため、とてもお得です。
30代・男性(会社員)
年会費は非常に高いですが、付帯されている保険も段違いで手厚いですし、通常のポイント還元率から高いのでポイントもとても貯まりやすいです。また、特にコンシェルジュサービスの対応は大変素晴らしいですし、24時間対応なので非常に助かります。
40代・男性(会社員)
年会費は決して安くはないですが、サポート体制がしっかりしているので安心して利用できることや付帯サービスの充実度ゆえに全体的にお得で満足できるカードで良いです。
30代・男性(会社員)
ブラック一色のかっこよいデザインと大人としてのステータスをどんな場所でも発揮できる存在が気に入りました。このカードにふさわしい人になりたいと自然に思うところも最高の存在だと言えます。

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardの口コミ募集ページ

ラグジュアリーカード Mastercard® Black Cardの総評

事前入金しておけば高額決済が可能なため、メインの法人カードとしてかなり使い回せるでしょう。高額な取引を行う予定がある個人事業主の方にもおすすめです。

プライオリティパスや豊富なグルメ優待が付帯しており、移動や打ち合わせでかかるコストを削減できるでしょう。

年会費(税込)110,000円
基本ポイント還元率1.25%
freeeとの連携×
※弥⽣会計やMoneyForwardと連携可能
限度額9,999万円
付帯保険海外旅行:最高1億2,000万円
国内旅行:最高1億円
ショッピング:年300万円
リボ・分割払い
発行最短5営業日
申し込み条件満20歳上の個人事業主・法人代表者

JCB一般法人カード|18歳以上なら申し込みOK

JCB一般法人カード

メリット
申し込みできる年齢制限が18歳以上と低め
初年度の年会費無料で翌年度以降もお手頃
デメリット
×発行までに少々時間がかかる
ビジネス向け特典・サービス例
  • 18歳以上から申し込み可能
  • 「弥生」および「freee」と連帯
  • 「ETCスルーカードN」が年会費無料
  • JCB E-Co明細サービスで車利用も楽に管理

JCB一般法人カードは、18歳以上の法人代表者・個人事業主が申し込み可能。若いビジネスマンでも発行できる、スタンダードな個人事業主クレジットカードです。

ポイント
年会費は1,375円(税込)で初年度は無料。最大3,000万円の旅行傷害保険と最大100万円のショッピング保険がも付帯しています。

さらに年会費無料のETCカードを複数枚発行できることに加え、「JCB E-Co明細サービス」の利用で、Webにて車の走行日や利用区間、金額をチェックできます。

JCB一般法人カードのビジネス向け特典

ETCカードの年会費無料&利用明細もネットで管理
JCB一般法人カードなら、ETCカードの年会費無料複数枚の発行ができるので、車両ごとにETCカードを利用し経費として精算が可能です。

また、クレジットカードの明細とは別に、ETCカード分の明細を管理できます。通行料金だけでなく、車を使った日・利用期間などもネットから確認OK。特に車利用の多い個人事業主におすすめです。

さらに、トヨタ/レクサスの新車に乗れるサブスクサービスも。税金、保険料、車検費用など込みの毎月定額で利用できます。「車を頻繁に使うけれど、わざわざ購入するほどでもない…」と悩んでいる方にぴったりです。
じゃらんコーポレートサービスで出張費用を節約
じゃらんnetよりもお得なシークレットプランを、じゃらんコーポレートサービスで利用可能。じゃらんnetを使うよりも、出張にかかる費用を節約できます。

その他に提供されているサービスを以下にまとめました。
  • 宿泊料金をまとめて後払い
    →宿泊料金を逐一払わなくていい・料金精算の手間が省ける
  • 利用した宿泊施設・宿泊プラン・宿泊代の管理
    →履歴として遡れる、無駄なコストがないか確認できる
  • 出張料金の上限を設定
    →上限を超えるプランを非表示にして節約にも繋がる
上記のように便利なサービスが満載です。JCB一般法人カードの利用者なら、クレジットカード会員専用サイトから簡単に手続きできます。
弥生会計・freee会計・ソリマチで経理作業を効率化
JCB一般法人カードでは、弥生会計・freee会計・ソリマチの3種類のソフトを利用することができます。

弥生会計をクレジットカードに連携させれば、明細のデータを自動で仕訳してくれるので、簡単に確定申告の書類が作成可能。確定申告を効率よく行うことに長けた会計ソフトと言えます。

freee会計もクレジットカードと連携させて、利用額を管理。ただ、確定申告ができる「freee申告」とは別プランです。会計を管理して経費を「見える化」したい方にぴったりでしょう。

また、ソリマチもクレジットカードの明細をそのまま仕訳してくれるソフト。申告ソフトの他に、会計・在庫管理・販売管理・顧客管理など、多様なソフトを取り扱っているのが特徴です。

自分の事業に合ったソフトを選びましょう。

監修者コメント

監修者
祖父江さん

使いやすく、はじめてに最適な1枚でしょう。

JCB一般法人カードの口コミ

JCB一般法人カードの口コミ・評判
50代・女性(会社員)
一番良いのは日本の会社であることです。何より安心感は絶大です。ただ、JCBカードより他カードの方が使用できる店が多いのが難点。海外に行くと特にそう感じます。
40代・男性(会社員)
国内のほとんどの店舗やサービスで利用できる使い勝手の良いカードですしサイトが見やすく必要な情報をすぐに見つけることができ便利です。
20代・女性(会社員)
それなりにステータスを感じられるのに、年会費が初年度無料で、翌年からもかなりお得です。ポイント還元率も高いので、メリットが多いと思います。
40代・男性(会社員)
JCB一般法人カードは年会費がお手頃で主張や福利厚生などさまざまなメリットがあります。中小企業には非常に最適で使いやすさが魅力です。
30代・男性(会社員)
個人事業主には手厚いサポート体制があって、情報漏洩時の保障が他のクレジットカードより優れていました。また審査も比較的緩和であるため、最初の1枚におすすめです。

JCB一般法人カードの口コミ募集ページ

JCB一般法人カードの総評

18歳以上であれば申し込めることや手頃な料金で利用できる点など、開業したての方にも優しい1枚です。

年会費が安いながらも仕事に活用できる特典はしっかり付帯。freeeとの連携ができ、確定申告も効率的に済ませられるでしょう。

年会費(税込)1,375円
※初年度無料
基本ポイント還元率0.5%
freeeとの連携
限度額
付帯保険海外・国内旅行:最大3,000万円 ※利用付帯
ショッピング(海外):最大100万円
リボ・分割払い
発行通常2~3週間
申し込み可能年齢18歳以上の法人代表者・個人事業主

JCB一般法人カードに関するよくある質問

JCB一般法人カードでも電子マネーに対応していますか?

2024年6月よりJCB一般法人カードでもApple Pay・Google Payが導入されました。詳細は下記をご覧ください。
https://www.jcb-shayukai.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/06/jcb-press_20240606.pdf

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード|会計サービスが2ヶ月無料

セゾンコバルト ビジネスAMEXカード

メリット
年会費が一切発生しない
最短3営業日でスピード発行してもらえる
ポイント優待店の種類も豊富
デメリット
×付帯保険がないため補償してほしい場合は別のクレジットカードを持つ必要がある
ビジネス向け特典・サービス例
  • 年会費が無料
  • 会計サービス「かんたんクラウド」が2ヶ月無料
  • 優待店ならポイント最大4倍
  • 社員の方にも年会費無料で発行可能

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費無料。維持費なしでクレジットカードを持つことができます。

ポイント
ポイント還元率は0.5%。「Amazon Web Service」や「かんたんクラウド」などポイント4倍になる優待店も豊富です。

追加カードとして社員の方にも年会費永年無料で発行可能。口座は全て一緒にできる他、明細をクレジットカード毎に管理できるので非常に便利です。

限度額は最大500万円なので、大きな取引で決済したい方・毎月の利用額が高額になりがちな方に最適なクレジットカードでしょう。

セゾンコバルト・ビジネスAMEXカードのビジネス向け特典

様々なビジネス向けサービスが優待価格に
Business Advantageなら、オフィス用品や荷物配送などビジネス向けのサービスが割引価格で利用可能です。

主な対象サービスを以下にまとめました。
  • オフィス・デポの商品:3%OFF
  • DHLエクスプレスワールドワイド輸送料金:10%OFF
  • PRESIDENT年間購読料:46%OFF
  • 電話代行サービス「e秘書®」月額基本業務料:12%OFFなど
気になるサービスがあれば、ぜひチェックしてみてください。経費削減に繋がるでしょう。
国内シェアトップクラスのレンタルサーバーが割引
国内シェアNo.1を誇るレンタルサーバー「エックスサーバー」がお得に。個人向けプランなら3,300円(税込)割引・法人向けプランなら16,500円(税込)の割引。どちらも初回料金からの割引です。

エックスサーバーは、世界最速クラスと言われるKUSANAGIの技術を導入。高速で安定的な通信環境を提供してくれます。

また、インストール・移行を簡単に行えるWordPressに特化した機能も。毎日自動でバックアップを行なっているので、データ削除のリスクも抑えられます。
法人向けモバイルW-Fiが特別価格に
法人向けモバイルWi-Fi「No.1 MOBILE」を特別価格で利用できます。
  • 10GBプラン:月額2,519円(税込)
  • 80GBプラン:月額3,729円(税込)
オフィス・自宅・カフェ・新幹線などで快適にネットを使えるでしょう。

監修者コメント

監修者
祖父江さん

最短3営業日で発行してもらえる点も魅力ですよ。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの口コミ

セゾンコバルト・AMEXビジネスカードの口コミ・評判
40代・男性(会社員)
年会費が無料で限度額が高いのでとても利用しやすいです。追加カードが9枚まで無料なので社員で1枚のカードを共有する必要がなくストレスがありません。
30代・男性(会社員)
ビジネスシーンで役に立つサービスが非常に充実しているので助かっていますし、それでいて年会費もかからないので大変有り難いです。
30代・男性(会社員)
社員カードを9人分作成できるから、経費における支払いを一括管理したいという事業関係者にはお勧めできます。家族経営をしている方はぜひとも検討すべきです。
20代・女性(会社員)
対象サービスを利用すると、ポイントが通常の4倍になります。お得に使えるので、ポイントカードとしての楽しめます。またポイントの有効期限がないのも大きな魅力ですね。
30代・男性(会社員)
まず、追加カードの年会費に関しては無料だったので嬉しかったです。ただ、基本のポイント還元率については低かったので少し不満に感じました。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの口コミ募集ページ

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの総評

珍しい年会費が永年無料のビジネスカードです。ノーリスクなため、とりあえず法人カードを持っておきたい人や優待や特典の豊富さにこだわりがなければこのカードがぴったりでしょう。

追加カードを発行しすべて同一口座にすれば、社員が経費を建て替えるも必要ないためしっかり社内で機能するでしょう。

年会費(税込)永年無料
基本ポイント還元率0.5%
freeeとの連携×
※かんたんクラウドが2ヶ月無料
限度額最大500万円
付帯保険×
リボ・分割払い
発行最短3営業日
申し込み可能年齢20歳以上の法人代表者・個人事業主

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード|数え切れないほどのビジネス向け特典が付帯

AMEXビジネス ゴールド・カード

メリット
利用限度額に一律の制限がないから高額決済もできる
ビジネス向け特典が非常に豊富
デメリット
×年会費がやや高め
×発行までに時間がかかる
ビジネス向け特典・サービス例
  • 一律の制限がない利用限度額
  • 会計ソフトfreee会計」と連携
  • 利用明細はウェブやアプリで確認可能

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、年会費36,300円(税込)です。メタル製なので高いステータス・社会的信用を表明できます。

アメリカン・エキスプレス・サービス・アプリで、簡単にクレジットカードの利用明細を確認可能です。

ポイント
利用限度額に一律の制限がありません。そのため、急な出費・大きな金額の取引にも柔軟に対応できます。

クラウド会計ソフトfreee会計への連携もできるので、経理事務の効率化を図ることもできるでしょう。

また、出張に関する特典も充実。国内外29箇所以上の空港ラウンジが同伴者1名まで無料で利用できます。

AMEXビジネス・ゴールドカードのビジネス向け特典

所定のコースを2名以上で注文すれば1名分無料に
全国約200の店舗にて所定のコースを2名以上注文すると、1名分の食事料金が無料となるビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポンが特典として付帯しています。

主な対象店舗を以下にまとめました。
  • 東京プリンスホテル 天ぷら処 福佐
  • サバティーニ・ディ・フィレンツェ 東京店
  • 銀座 創作料理 櫻
  • 乾山 銀座七丁目店など
1店舗につき半年間に1回まで利用可能。約200店舗のレストランが対象なので、1年で約400回も1人分の料金を浮かせられます。
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全国750以上のコワーキングスペースやシェアオフィスの自由席が利用できるNIKKEI OFFICE PASSを、月額価格15,258円(税込)の最大10%OFFで登録できます。

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監修者コメント

監修者
祖父江さん

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AMEXビジネス・ゴールドカードの口コミ

AMEXゴールド・ビジネス・カードの口コミ・評判
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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの口コミ募集ページ

AMEXビジネス・ゴールドカードの総評

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発行までは少し時間がかかるため、複数枚発行予定であれば1度に申し込んだ方が効率的に揃えられますよ。

年会費(税込)36,300円
基本ポイント還元率1.0%
freeeとの連携
限度額一律の制限なし 
付帯保険海外旅行:最高1億円
国内旅行:最高5,000万円
ショッピング:年最高500万円
リボ・分割払い
発行2〜3週間
申し込み可能年齢18歳以上の法人代表者・個人事業主

個人事業主向けクレジットカードのメリット

個人事業主向けクレジットカードのメリット

個人事業主は、個人用と事業用のクレジットカードを使い分けるべきだと言えます。私用な支払いと事業用の支払いを別で管理できるので非常に便利です。

注意点
個人用カードと法人カードを分けるのであれば、絶対に法人カードで私的な支払いをしないようにしましょう。

せっかく法人カードを作成したのに、私的な支払いが混ざると面倒なことになります。

そのため、法人カードは完全に事業用として利用するべきです。

続いて、法人カードと個人用カードを使い分ける具体的なメリットを紹介します。

個人事業主がクレジットカードを分ける具体的なメリットは下記の5つです。

個人事業主向けクレジットカードのメリット
  • 経費を管理しやすくなる
  • 会計ソフトと連携できるので仕訳や確定申告も効率化
  • ビジネス向けの特典を受けられる
  • 屋号付き口座を支払いに指定できる
  • 個人用のクレジットカードよりも限度額が高め

経費を管理しやすくなる

経費を管理しやすくなるのは、個人事業主向けクレジットカードの大きなメリットです。

ポイント
利用明細から金額や内訳を一目で確認できるため、領収書を整理して何を決済したのか確認する手間が省けます。

最近では、利用明細も紙ではなくアプリやサイトから見れることがほとんど。ネット環境さえあれば、気になった時にすぐにアプリやサイトを開いて明細をチェックできるのでとても便利です。

無駄な時間を無くして効率化を図れるでしょう。

会計ソフトと連携できるので仕訳や確定申告も効率化

個人事業主向けクレジットカードは、freeeや弥生会計などの会計ソフトと連携できることが多いです。

ポイント
会計ソフトにクレジットカードのデータを連携させれば、自動で仕訳させることも可能。経理業務に費やす時間を短縮できるでしょう。

また、仕訳された帳簿を使えば、確定申告にも役立てられます。少々手間のかかる確定申告も効率的に進められるので、個人事業主向けクレジットカードを持っておいて損はないでしょう。

ビジネス向けの特典を受けられる

個人事業主向けクレジットカードの大きなメリットとして、ビジネス向け特典を受けられることが挙げられます。ビジネス向け特典の一例は以下の通りです。

ビジネス向け特典一例
  • コワーキングスペースの割引優待
  • 出張時の交通手配
  • 空港ラウンジが無料
  • 会員制ラウンジの利用
  • ビジネス情報データベース
  • 弁護士相談
  • コンサルサービス

上記のような特典はほとんど個人用クレジットカードに付帯されていません。個人事業主向けクレジットカードならではの特典と言えるでしょう。

屋号付き口座を支払いに指定できる

個人事業主向けクレジットカードなら、屋号付き口座を支払い用に指定できます。

屋号とは?
個人事業主が使用する商業上の名前。「◯◯興業」や「△△株式会社」などが屋号にあたる。(参照:国税庁「屋号・雅号の入力について」)

屋号付き口座を既に持っていれば、クレジットカードの引き落とし口座に設定可能。プライベート用の口座と完全に分けられるので、お金の管理がもっとやりやすくなるでしょう。

個人用のクレジットカードだと、屋号付き口座は利用できないので注意してください。

個人用の口座を引き落とし用に指定することもできますよ。都合に合わせて好きな口座をお選びください。

個人用のクレジットカードよりも限度額が高め

個人事業主向けクレジットカードは、個人用のクレジットカードよりも限度額が高めです。

ポイント
事業関連の取引で大きな決済をしたり、接待で食事代を支払ったり、出張で航空券を買ったりしても余裕を持って支払いができるでしょう。

その他、オフィスの賃貸料や光熱費、会計ソフトの利用代金など様々な出費に対応できるのがメリットです。

個人用のクレジットカードの場合、限度額を低めに設定されることもあり得ますし、事業関連で決済しているとすぐに上限まで達して利用できなくなることも考えられます。

個人事業主向けクレジットカードのデメリット

個人事業主向けクレジットカードのデメリット

個人事業主が個人用クレジットカードと分けて利用する際は、次の4点に注意しましょう。

個人事業主向けクレジットカードを持つ際の注意点
  • 年会費がかかる
  • 分割払い・リボ払いが利用できない
  • 確定申告の方式によって記帳方法が異なる
  • 還元率は低い傾向
  • 法人カードは審査に通りづらい場合がある

年会費がかかる

個人カードは年会費無料のカードが豊富にある一方で、個人事業主向けの法人カードは年会費が発生することがほとんどです。

注意点
年会費が高すぎるカードを選んでしまうと、年会費の出費が経営を圧迫してしまう可能性もあるので注意しましょう。

しかし、年会費無料の法人カードは有料のものよりも、ビジネス関連の付帯サービスが少ないこともあり得ます。

年会費だけでなく付帯サービスも吟味しながら選ぶことが大切ですよ。

分割払い・リボ払いが利用できない

ほとんどの個人事業主向けのクレジットカードは、分割払い・リボ払いの利用ができません

注意点
高額な出費が発生した場合も、引き落とし日には全額を一括で支払わなくてはならないので注意しましょう。

しかし、中には分割払い可能なクレジットカードも存在します。

分割払い可能な個人事業主向けクレジットカード
  • オリコ EX Gold for Biz
  • JCB CARD Biz 一般
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

ですが、分割払いできる法人カードはやはり少ないので、希望のビジネス関連サービスが付帯したカードは分割不可である可能性が高いといえるでしょう。

確定申告の方式によって記帳方法が異なる

個人事業主向けのクレジットカードで経費処理する場合は、確定申告の方式によって記帳方法が異なります

10万円控除55万円控除
白色申告単式簿記単式簿記
青色申告単式簿記複式簿記

単式簿記は簡単な記帳方法。一方で複式簿記は取引内容を「借方」と「貸方」分けて記帳する複雑な記帳方法です。

また、引き落とし口座が個人用口座か事業用口座なのかで記帳方法が異なります。個人用口座の場合は1回、事業用口座の場合は2回記帳が必要です。

貯まったポイント・マイルで支払った経費の場合は、会計処理をする必要がありませんよ。

還元率は低い傾向

個人事業主向けのクレジットカードは、還元率が一般カードに比べてやや低いデメリットがあります。

個人向けカードの場合、1.0%の還元率を受けられるものも多いですが、個人事業主向けのクレジットカードでは還元率が0.47%〜0.5%程度に設定されていることが一般的です。

注意点
1.0%以上の還元率を持つカードは限られているため、ポイント還元を重視する場合には注意が必要です。

ただし、個人事業主向けのクレジットカードの中には、特定の利用シーンで還元率が高くなるサービスが付帯されているものもあります。

たとえば、海外での利用やビジネス向けの店舗での支払いで、通常よりも高い還元率が適用されるケースもあります。このような特典を上手に活用すれば、還元率の低さをカバーし、効率的にポイントを貯めることができるでしょう。

法人カードは審査に通りづらい場合がある

個人事業主が法人カードを発行する場合、審査に通りづらいケースも想定されます。

注意点
法人カードは、一般的なカードとは異なり、個人の信用情報に加えて業績や財務状況などが審査対象になるためです。

事業規模が小さい場合や、事業の収入が安定していない場合は、審査では不利になってしまう恐れがあります。

事業の安定性を示すためには、過去数年分の確定申告書や売上の記録を提出するのが効果的です。

個人事業主向けクレジットカードの選び方

「個人事業主向けカードは、どうやって選べば失敗しないかな…」と悩んでいる方もいるでしょう。

そんな方のために、個人事業主向けクレジットカードを選ぶポイントを紹介します。

クレジットカードの選び方
  • 年会費
  • 限度額
  • ポイント・マイル還元
  • クレジットカードのランク・ステータス
  • 特典内容
  • ETCカードが発行できるかどうか
  • よく利用する店舗で優待が受けられるか
  • 保険・補償の充実度

個人事業主がクレジットカードを作成する場合、上記8つの項目をチェックしましょう。

各項目ごとに具体的な確認方法と、どんな人におすすめなのかを紹介しています。

はじめての個人事業主向けクレジットカード選びで成功しやすいでしょう。

年会費

個人事業主向けのクレジットカードを選ぶなら年会費に注目してみましょう。

個人事業主向けのクレジットカードは、年会費0円から10万円程度まで幅広く展開されています。

ポイント
一般的に、年会費が安いものは特典・サービスがシンプル。反対に年会費が高いものは特典・サービスが豪華になる傾向です。

例えば、特典やサービスにこだわりがなく、年会費にあまりお金をかけたくない方は無料/安いクレジットカードで問題ないでしょう。

対して、クレジットカードに付帯するサービスをとことん利用したい方は、年会費ではなく特典やサービスの内容・充実度で選ぶのがおすすめです。

年会費で選ぶなら、自分の利用スタイルに合ったクレジットカードを選ぶべきと言えます。

限度額

数ある個人事業主向けクレジットカードを利用限度額で絞っていくのもおすすめです。

ポイント
クレジットカードの限度額が事業規模に合っているかを確認しましょう。

具体的に、出費が多い方は利用限度額の大きいクレジットカードがおすすめ。一方、経費が少ない方であれば、過度に心配する必要はありません。

個人事業主向けクレジットカードの限度額は、高めに設定されていることがほとんど。中には、AMEXビジネス・ゴールド・カードやダイナースクラブ ビジネスカードの場合、一律の限度額が設定されていません

ポイント・マイル還元率

ポイントやマイル還元率を重視するのもおすすめ。事業用の支払いでポイントやマイルを貯められるクレジットカードも存在します。

ポイントやマイルを貯めて、商品・出張の航空券に交換したり事業関連のサービス料金に充当したりすれば節約にも繋がるでしょう。

ポイント
個人事業主向けクレジットカードのポイント還元率は0.5%程度が相場です。

ポイントやマイルをとことん貯めてたくさん活用したい方は、還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。

JCB CARD Bizなら優待店でポイントアップになる他、ラグジュアリーカードは基本還元率1.25%となっています。

クレジットカードのランク・ステータス

個人事業主向けクレジットカードは、ランク・ステータスで選ぶこともできます。

クレジットカードのランク
  1. ブラック
  2. プラチナ
  3. ゴールド
  4. 一般

基本的にクレジットカードのランクは、ブラックが最も高く、一般が最も低いです。ランクが高いほど社会的信用やステータスの高さを表明できます。

ポイント
取引や接待でクレジットカードを使うとき、かっこよく思われたい・社会的信用を表したいという個人事業主の方には、ブラックやプラチナがおすすめです。

特にランクやステータスに興味がないという方は一般のクレジットカードでも十分でしょう。

また、国際ブランドでもステータスの高さが分かり、AMEXやダイナースクラブ海外でも通用するほど、ステータスの高さが認知されています。

ランクやステータスで選ぶなら、AMEXビジネス・ゴールド・カードやラグジュアリーカードがぴったりでしょう。

特典内容

個人事業主向けクレジットカードを選ぶ際には、ビジネスに役立つ特典の有無も大事な基準になります。

中には会計ソフトとの連携ができるクレジットカードもあり、カードの使用履歴が自動入力されることで手入力の手間やミスが無くせて経費計算が楽になるでしょう。

ポイント
会計ソフトやクラウドサービスの利用料金が割引されてコストカットに直結する特典を利用すれば、お得感を感じやすいです。

また、接待や出張が多い場合はコンシェルジュや空港ラウンジサービスの利用も検討してみましょう。

コンシェルジュサービスを利用すれば飛行機・ホテルの手配や会食向けのレストランの手配まで行ってくれるため、とても便利です。

ETCカードが発行できるかどうか

運送や営業など車を頻繁に利用する仕事をしている場合、高速道路や有料道路を使う機会も多いと思います。そのため、クレジットカードを選ぶ際にETCカードが発行できるかどうかは重要なポイントです。

ポイント
ETCカードを無料で発行できる場合、高速道路の料金が割引されるだけでなく、カードによっては高い還元率でポイントを貯めることができます。

また、ガソリンの割引が受けられるカードもあり、これらを活用することで経費の節約が可能です。

ETCカードを使って支払った料金も本カードとまとめて引き落としされるので、経費管理がシンプルになるメリットもあります。

よく利用する店舗で優待が受けられるか

普段よく利用している店舗で優待特典が受けられるかどうかも重要なポイントです。

特定の店舗での利用に対してポイント還元率がアップするなどの特典が用意されています。たとえば、JCB CARD BizではAmazonやビックカメラ、スターバックスなど、さまざまな店舗で還元率がアップする優待特典があります。

ポイント
オフィスがこれらの店舗の近くにある場合や、ミーティングや商談で頻繁に利用する場合、こうした特典を活用できるカードを選ぶことで、日々のビジネスをよりお得に進められるでしょう。

また、24時間365日利用可能なコワーキングスペースの利用特典が付帯しているカードもあります。これを活用することで、外出先での作業やミーティングの場所に困らず、効率的にビジネスを進められます。

保険・補償の充実度

クレジットカードの保険・補償の充実度も、選ぶ際の大切な要素です。個人事業主向けのクレジットカードには、さまざまな保険や補償が付帯されているものがあります。

たとえば、JCB CARD Bizでは業界初となるサイバーリスク総合支援サービス・保険付帯を提供しており、トラブル発生時の電話相談やサイバーリスクに対する補償を受けることができます。

ポイント
サイバー攻撃を完全に防ぐことは難しいので、このような保険が付帯されているカードを選ぶことで、安心して業務に専念できるでしょう。

また、海外出張が多い方は、海外旅行傷害保険が充実しているカードを選ぶとよいでしょう。高額の医療費やトラブルに備え、十分な補償が用意されているカードを選ぶことで、安心して海外でのビジネスに取り組むことができます。

さらにショッピングガード保険もあれば、クレジットカードで購入したビジネス用品が破損したり盗難に遭った場合でも、購入代金の補償を受けられます。高価な機材や商品を購入する際にも安心です。

個人事業主向けクレジットカードの審査

個人事業主向けクレジットカードを作成する際、審査で何を見られているのか気になる方も多いでしょう。

そこで、ここからは個人事業主向けクレジットカードの審査について解説します。

個人事業主向けクレジットカードの審査
  • 審査が甘い・審査に通りやすいクレジットカードは?
  • 審査基準
  • 個人事業主は審査落ちしやすい?

審査が甘い・審査に通りやすいクレジットカードは?

審査が甘い・審査に通りやすい個人事業主向けのクレジットカードはありません

ポイント
クレジットカードは基本後払い。クレジットカード会社が料金を立て替えているため、そのお金をきちんと払ってくれるかどうか審査で見極める必要があります。

特に個人事業主向けのクレジットカードともなると、立て替える金額も高くなりがち。個人用のクレジットカードよりも入念に審査する場合もあるでしょう。

審査で個人事業主の返済能力を調査し、それぞれに見合った限度額を設定。そうすることで破産や貸倒を防いでいます。

個人事業主向けクレジットカードの審査基準

個人事業主向けも個人用も、クレジットカードの審査基準は一切公開されていません

ただ、審査の際に見られていると考えられる項目を推測することは可能なので、以下にその項目をまとめました。

  • ブラックリストに載っていないか
  • 年収が安定しているか
  • 経営年数がどのくらいか

ブラックリストに載っていないか

過去のクレジットカード・ローンの延滞・破産などの記録、いわゆるブラックリストに載っていないか、審査の際に確認されていると考えられます。

注意点
特に、3ヶ月以上の延滞や破産をしていると、クレジットカードの支払い能力に問題があると見なされて、審査に通りにくくなるでしょう。

延滞・債務整理・破産などの情報は、約5年もの間記録として残っているため、5年間は新たなクレジットカードやローンの審査には通りにくいと考えられます。

支払いを忘れやすい方は、3ヶ月以上の延滞に気を付けましょう。

年収

安定した年収があるかどうかという点も調査されていると推測されます。収入がとても多い月と少ない月の波があると、安定しているとは見なされにくいです。

収入が少ない月にクレジットカードをたくさん使われて支払えない状況になったら、クレジットカード会社も個人事業主も困ります。

ポイント
毎月の収入に波があるよりも、一定のお給料をもらっている方の方が審査に通りやすいことが多いです。

年収や月収が安定していない場合は、クレジットカードの限度額が低く設定されるかもしれないと念頭に置いておきましょう。

経営年数

経営年数も、クレジットカード利用額をきちんと払ってくれるのかを見極めるために重要なポイントです。

ポイント
個人事業主の場合、経営が黒字になるのも赤字になるのも、自身の裁量が関わってきます。そのため、長年黒字経営が続いている方が、クレジットカード会社の信用を得やすいです。

黒字が続いている=収入が安定していると見なされ、クレジットカードの利用額を立て替えても問題ないと判断されると考えられます。

赤字経営の時期があると、審査に通らないこともあるかもしれません。

個人事業主がクレジットカードの審査落ちする原因は?

個人事業主がクレジットカードの審査落ちする原因として以下の点が考えられます。

審査落ちの原因
  • 信用情報に傷がついている
  • 短期間で何度もクレジットカードに申し込んでいる
  • 経営年数が短い

過去に5年の間に、破産した・クレジットカードやカードローンの支払いを延滞したことがある人は審査落ちしやすいです。

信用情報に破産・延滞の記録が残っているため、クレジットカードの支払い能力がないと判断される恐れがあります。

ポイント
短期間で何度もクレジットカードの申し込むのもやめましょう。同じクレジットカードであっても異なるクレジットカードであっても審査落ちの可能性が高まります。

クレジットカードの申し込み記録も信用情報として約6ヶ月は保管されているため、新たに申し込みたい場合は、半年以上の期間を開けましょう。

また、経営年数の短さも審査落ちの対象となりやすいです。安定した黒字経営が何年も続いている個人事業主の方が信用されやすく、審査にも通りやすいと考えられます。

クレジットカードの審査に通るか不安なら開業前に申し込もう

クレジットカードの種類によっては、開業前や企業前でも申し込める法人カードが多く存在します。実際、開業前に法人カードを作成することで得られるメリットは多くあります。

開業前に申し込むメリット
  • 審査で評価されやすい
  • キャッシュフローの改善に役立つ
  • 経費精算がシンプルに

クレジットカードの審査では、収入の安定性や勤続年数などが重要視されることが多いです。そのため、個人事業を始めたばかりの段階では、収入の安定性が低く、審査に通過しにくくなることがあります。

しかし、在職中に法人カードを先に作成しておけば、会社員としての安定した収入や勤続年数を評価してもらえるため、審査に通りやすくなる可能性があるのです。

注意点
また開業直後は、資金繰りが不安定になりがちです。現金で支払う場合、購入したサービスと同時に代金を支払う必要があるので、資金繰りが厳しくなることもあるでしょう。

しかし、クレジットカードを利用すれば、支払いを後日に回すことができるので、手元の資金を有効に活用することができます。開業直後の不安定な時期でも、安定した経営が可能となり、事業を軌道に乗せやすくなるでしょう。

また後からクレジット払いを導入するよりも、最初からカードを利用する方が経費の記録がシンプルで、帳簿の作成も楽というメリットもあります。

ただ、開業前に申し込むと、法人名義のクレジットカードは作成できません。事業用の個人名義のクレジットカードとなります。

個人事業主は法人カードしか利用できない?どちらがおすすめ?

個人事業主の方の中には、法人カードしか利用できず、個人カードは使えないのではと考える方もいるかもしれません。

ここでは、個人事業主が法人カードを利用する場合と、個人カードを利用する場合の違いについて詳しく解説します。

個人事業主は個人カードでも法人カードでも事業用として使用できる

個人事業主は、個人カードでも法人カードでも、どちらを利用しても事業用として使用することが可能です。たとえ個人名義のクレジットカードを利用していても、経費として計上することができるので安心です。

注意点
ただし、プライベート用と事業用の支出が混ざると、後から仕訳をする際に手間がかかり、経理面で帳簿の入力ミスが発生する可能性があります。そのため、事業用カードを持っておいた方が、経費管理をスムーズに行えるでしょう。

また、法人カードに関しては、「個人事業主は法人ではないため、利用できないのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。

ただし個人事業主でも発行が可能な法人カードはあります。申込み資格に「個人事業主も可」と記載されているものであれば、問題なく申し込みができ、審査に通過する可能性も十分にあります。

個人カードと法人カードの違い

個人カードと法人カードには、以下のような違いがあります。

法人カード個人カード
申し込み資格

個人事業主

法人の代表者

個人
審査対象

申込者

会社

申込者
利用限度額10〜500万程度10〜100万程度
追加カード従業員用家族用
口座

法人口座

屋号口座

個人口座

個人口座

それぞれ申し込み資格や審査対象などは異なります。法人カードは、利用限度額が高く、ビジネスに便利なサービスや優待が付帯している傾向があります。

注意点
一方、審査が法人カードと比べると緩やかな傾向で、キャッシングが可能なことも多いです。法人カードでは基本的にキャッシングはできません。

また個人カードは支払いパターンが多いのも特徴です。たとえば、一括払いのほかに、2回払い、3回払いなどの分割払いやリボ払いなどに対応している場合が多いです。

法人カードは基本的に一括払いのみとなるため、柔軟な支払い方法を希望する場合には個人カードが便利でしょう。

コーポレートカードとビジネスカード・ビジネスオーナーカードの違い

なおビジネスで使用するカードには、大きく「コーポレートカード」と「ビジネスカード・ビジネスオーナーカード」の2種類があります。それぞれの違いは以下のとおりです。


対象特徴
コーポレートカード大企業

発行カード枚数が多い傾向

限度額が高い傾向

ビジネスカード・ビジネスオーナーカード

個人事業主

中小企業

発行カード枚数が少ない傾向

限度額が低い傾向

コーポレートカードは、大企業向けに設計されており、利用者ごとに利用枠を設定できるカードもあります。

一方、ビジネスカード・ビジネスオーナーカードは、中小企業や個人事業主向けのカードで、発行枚数が少なく、利用限度額は低い傾向です。



なお機能は大きな違いがない場合もあります。個人事業主が利用する法人カードは、基本的にビジネスカード・ビジネスオーナーカードです。

法人カードがおすすめの個人事業主

個人事業主で法人カードがおすすめなのは、以下に該当する人です。

法人カードがおすすめの個人事業主
  • 仕事用と私用でカードを使い分けたい

  • ビジネスで使える特典を最大限活用したい

  • カードの利用枠アップを検討中

  • 従業員向けカード発行を考えている

  • 事業費の決済が多い

仕事用と私用でカードを使い分けたい場合は、法人カードを保有する方がよいでしょう。事業に関する支出をすべて法人カードで決済できるので、経費の管理がしやすくなります。

後からの仕訳もスムーズになり、経理ミスを減らすことができますし、確定申告時の手間も省けるでしょう。

ポイント
またネスで使える特典を最大限活用したい方にも法人カードは適しています。法人カードにはビジネスに特化した特典やサービスが多く付帯しています。これらを活用することで、ビジネスの効率化やコスト削減を図ることができるからです。

また個人カードよりも法人カードの方が、利用限度額が高く設定されているケースが多いので、事業の成長で支出が増える場合や、利用枠アップを希望する方にも法人カードは適しているでしょう。

法人カードでは従業員向けカードを発行できるので、従業員にカードを渡して、経費の管理が一元化することも可能です。従業員を雇っていて、いつも経費を立て替えてもらってる場合は、法人カードの導入がおすすめです。

個人カードがおすすめの個人事業主

個人事業主で個人カードがおすすめなのは以下に該当する人です。

個人カードがおすすめの個人事業主
  • ビジネスでの支払いが少ない
  • ポイントを最大限に稼ぎたい

ビジネスでの支払いが少ない方は、個人カードの方がおすすめです。

ポイント
ビジネスでの経費があまり発生しない場合、法人カードの高い利用限度額やビジネス向けの特典はそれほど必要ないですし、むしろ、個人カードの方が手軽に使え、年会費も比較的安いものが多いので、コスト面で有利だからです。

また、ポイントを最大限に稼ぎたい方も個人カードの方が良いでしょう。一般的に、個人カードの方がポイント還元率が高い傾向にあります。

個人事業主用クレジットカードの作り方|必要書類も紹介

個人事業主の方がクレジットカードを作成する流れは以下の通りです。

個人事業主用カードの作り方
  1. 公式サイトで情報を入力
  2. 審査
  3. 必要書類の提出
  4. クレジットカード発行

それぞれの手順について詳しく確認していきましょう。

それぞれのステップで必要なものについてもご紹介します!

1公式サイトで情報を入力

クレジットカードの公式サイトにて「申し込み」ボタンをタップし、必要情報を記入します。

ポイント
申し込みの際は、オンライン申し込みの方がスピーディーなためおすすめです。

個人事業主向けクレジットカードのお申し込み時に入力する情報を、以下にまとめました。

必要な情報例
  • 法人名
  • 業種
  • 資本金
  • 従業員数
  • 法人や代表者の基本的な情報

個人事業主のクレジットカード申し込みには、個人カードよりも多くの情報が必要なため慎重に入力を行うことが大切です。

2審査

個人事業主の方が事業用クレジットカードを作成する際、会社の登記簿等は不要な場合がほとんどではありますが、経営者自身の信用情報が重要であるといえます。
ポイント
つまり事業規模が小さくても個人事業主本人の信用情報が健全であれば、クレジットカードを発行できる可能性が高いです。
また、審査に登記簿謄本や決済書が要らないことにより、ライフカードビジネスライトプラスのように最短3営業日で発行が可能なクレジットカードもあります。

すぐにクレジットカードが欲しい場合には、発行スピードで比較してみましょう。

3必要書類の提出

審査完了後には電話やメールで審査結果の連絡がきます。

ポイント
その後の契約手続きでは契約書と本人確認書類の提出が必要になります。

全ての契約手続きがWEBで完結する場合も。ただ、契約・書類提出方法は、クレジットカード会社によって異なるため注意が必要です。

契約時に提出する必要書類

個人事業主がクレジットカードを作成するために必要な書類は、以下の通りです。

契約時に必要な書類例
  • 登記事項証明書
  • 登記簿謄本の写し
  • 印鑑証明書
  • 事業主の本人確認書類
  • 法人または事業主個人の銀行口座

必要な書類は上記の5つが代表的。ただ、個人事業主向けクレジットカードだと登記簿謄本は不要なことも多いです。

申し込むクレジットカードが決まったら、必要書類を確認し事前に準備をしておくことでスムーズに手続きできるでしょう。

4クレジットカード発行

契約が完了するとクレジットカードが送付されてきます。受取時には本人確認書類が必要なので、以下の書類を用意しておきましょう。

本人確認書類の例
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 外国人登録証明書

上記のものは基本的にいずれか一つあれば大丈夫です。

クレジットカードの受け取りは自宅以外にも、郵便局を指定することもできます。

個人事業主用クレジットカードの仕訳|ポイントや年会費の勘定科目は?

事業関連でやり取りしたお金は記録を残し、確定申告に記載しなければなりません。

その確定申告で役立つのが「仕訳」です。日付ごとにお金の取引・決済などを記録することを「仕訳」といいます。

ここからは、決済時にポイントを使った場合・年会費を経費で払った場合の仕訳を解説します。

クレジットカードのポイントを使って経費を払った時の仕訳

個人事業主用のクレジットカードで貯めたポイントを使って経費を払えます

ポイント
もしポイントを経費に費やした場合は、貸方の勘定科目を「雑収入」として仕訳しましょう。

たとえば、接待で11,000円発生したうち1,000円分のポイントを使った時、帳簿は以下のようになります。

帳簿の一例

借方貸方
◯年△月□日交際費
11,000円
未払金
10,000円
雑収入
1,000円

ポイントをザクザク貯めれば、節約にも◎。経費の支払いにポイントは利用できると覚えておきましょう。

クレジットカードの年会費を経費で払った時の仕訳

クレジットカードの年会費も経費で払うことが可能です。

ポイント
もし年会費を経費で支払った場合、勘定科目は「支払い手数料」か「諸会費」として仕訳しましょう。

年会費が、クレジットカード付帯の特典・サービスに対する手数料とすれば「支払い手数料」、事業に関わるクレジットカード会員としての会費とすれば「諸会費」に分類可能です。

「支払い手数料」もしくは「諸会費」として分類した時、帳簿は以下のようになります。

帳簿の一例

借方貸方
◯年△月□日支払い手数料/諸会費
1,000円
預金
1,000円

経費で年会費を支払うためにも、個人事業用のクレジットカードは事業に関係がある支払いの時だけに使うようにしましょう。

個人用カードも年会費を経費として支払うことが可能

実は、個人事業主が事業に関する支払い個人カードで行っていた場合にも年会費を経費にできる場合もあります。

ただ、その場合には「家事按分」が適用されるため、注意してください。

家事按分とは
事業で使っている割合の分だけを経費として換算すること。
家事按分により、全額ではないにしろ個人カードの年会費を経費にできますが、個人事業主向けクレジットカードを持っている方のみ年会費を全額経費として支払い可能です。
さらには、ビジネス向けの特典が利用できたり経費の管理も楽にしたりすることもできます。

現在では個人事業主向けの法人カードも出ているため是非検討してみてください。

まとめ

ここまで、おすすめの個人事業主向けクレジットカードを中心に紹介しました。

結論、個人事業主は個人用と事業用でクレジットカードを使い分けるべきです。経費の管理だけでなく、ビジネスに役立つメリットがたくさんあります。

また、審査落ちが不安な方は、求められる必要書類を用意しましょう。

本人確認書類だけで審査してもらえる個人事業主向けクレジットカードを選ぶのもひとつの手です。

個人事業主向けクレジットカードに関するQ&A

Q、個人事業主のクレジットカードなら領収書はいらない?
A、個人事業主が事業用のクレジットカードで決済した際、領収書の代わりの利用明細書を受け取ります

この利用明細書は、カード会社が提示する明細ではなくお店側がカード利用者に渡す明細です。

お金のやり取りの証明となるので大切に保管しましょう。

しかし、会計クラウドにカードデータを連携できれば、領収書や明細をいちいち見ながら記録をする必要がなく効率化できておすすめです。
Q、法人用と個人用クレジットカードの違いは?
A、法人カードとは、法人ではない個人事業主も作成できるクレジットカードです。

法人カードは、大きく2種類に分けられます。
コーポレートカード大企業向け
ビジネスカード中小企業・個人事業主向け
個人事業主の方であれば、ビジネスカードを作成するべきです。
法人カードと個人カードの主な違い3つをまとめました。
  • 利用限度額
    →法人カードの方が高額
  • 年会費
    →法人カードは年会費が発生する場合が多い/個人カードは無料のカードが豊富
  • 支払い方法
    →ほとんどの法人カードは一括のみ対応し、分割やリボは不可

この他に、法人カードにはビジネス向けの便利なサービスや特典が充実していることも大きな違いであり、最大の魅力でしょう。

Q、個人事業主がクレジットカードを申し込む時、個人名義の口座でも申し込める?
A、個人名義の口座でも申し込めますが、おすすめはしません

個人用と事業用に口座を分けた際の主なメリットは以下の3つです。
  • 会計ソフトでの仕訳がもっと楽に
  • 年会費を経費として支払える
  • 口座にあるお金を管理しやすい
よって、個人事業主の方は事業用の口座を開設しカードを申し込みましょう。
Q、ETCカードが無料の個人事業主におすすめクレジットカードは?
A、JCB一般法人カードがおすすめです。

おすすめポイントを以下に3点まとめました。
  • ETCスルーカードNの年会費が無料
  • 複数枚の発行ができる
  • ETCスルーカードNの明細や走行日の管理に便利な「JCB E-Co明細サービス」も利用可能
ETCスルーカードNのみでの申し込みはできないので注意してください。
Q、年会費無料の個人事業主におすすめクレジットカードは?
A、年会費無料のクレジットカードをお探しならライフカードビジネスライトプラスがおすすめです。

ライフカードビジネスライトプラスは年会費が永年無料。その他のメリットも以下にまとめました。
  • 会計ソフト「freee」が2,000円割引
  • 決済書類が不要&最短3営業日発行
  • ETCカード1枚・従業員カード3枚まで無料
  • カーシェアリングやホテル、ジムなど多彩な優待
  • 初回のみ弁護士相談が1時間無料
Q、ステータスの高い個人事業主におすすめクレジットカードは?
A、ステータスの高さで選ぶならアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードがおすすめです。

名前の通り、ゴールドランクのハイステータスなクレジットカード。おすすめポイントを5つ紹介します。
  • 一定の限度額がないため、経費が多い時でも安心
  • 会計ソフト「freee」への連携可能
  • コワーキングスペースの割引
  • 国内外29の空港ラウンジが無料
  • 対象レストランを2人以上の予約すると1人分無料

ゴールドランクに見合った上質なサービスや特典が満載のクレジットカードです。

プラチナランク以上の個人事業主向けクレジットカードを探している方は、JCB CARD Bizプラチナがおすすめです。
Q、個人事業主のクレジットカードの年会費は経費で支払える?
A、年会費は経費で支払えます

もし年会費を経費で賄う場合は、事業に関連する際にのみクレジットカードを利用してください。

私用に使うことが多くなると、事業関連のクレジットカードとして見なされなくなり、年会費を経費で払えなくなる恐れがあります。

年会費を経費で支払った時の勘定科目は「支払い手数料」もしくは「諸会費」としておきましょう。
Q、個人事業主のクレジットカードは開業前でも申し込める?
A、申し込ます。

開業前に申し込む、つまり在籍している会社を退職する前に申し込んだ方が、審査に通りやすいと言われています。

勤続年数が長いことや安定した収入があるため、返済能力を信用してもらいやすいためです。

ただ、開業前に申し込むと法人名義では作成できないため注意してください。

法人の登記がされた後でないと法人名義のクレジットカードは作れません。
Q、個人事業主がクレジットカードを申し込むタイミングはいつがベスト?
A、審査に不安がある場合は開業前、法人名義のカードを作りたい場合は開業届を出した後がおすすめです。

前述したように、クレジットカードは開業前に申し込むこともできます。

会社を退職する前に申し込むことで、審査に通りやすくなることも期待できるほか、開業前にかかった資金もクレジットカード払いできるというメリットがあります。

ただし、開業前の段階だと法人名義でカードを作成することはできません。目的によってどのタイミングで申し込むか考えるといいでしょう。
Q、ガソリン代がお得になる個人事業主向けクレジットカードはある?
A、法人カードで受けられる車関連の特典はレンタカーやカーシェアサービスに関するものが多く、ガソリン代の割引やポイントアップなどの特典を受けられるものは少ないです。

ガソリン代がお得になる特典は一般カードで受けられる場合が多いため、使い分けて利用すると良いでしょう。

ガソリン代の支払いにおすすめなクレジットカードは、以下の記事でご紹介しているためぜひ参考にしてみてください。

執筆者
ゼロメディア編集部

お金に関するトラブルを抱えると、精神的にやられて苦しくなってしまうことも多いです。そんなお金周りで悩んでいる方向けに、誰にでも分かりやすく情報をまとめることを意識して、日々記事の執筆・編集を行っています。

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