電力

新電力会社おすすめ17選!料金比較ランキング・選び方【2025年1月】

新電力会社 おすすめ
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原発停止による日本のエネルギー自給率の低さエネルギー価格の高騰などの影響もあり、高くなった電気代をどうやって節約したらよいか、困っている人も多いのではないでしょうか。

2016年の電力自由化の発令により、自由に電力会社を選べるようになったため、電気代節約の手段として、新電力会社への乗り換えがおすすめです。

そもそも新電力会社とは
新電力会社とは電力自由化によって新たに参入した電力会社のことです。
大手電力会社よりも電気料金が安い場合があり、各社多様な料金プランや特典などでお得に乗り換えることができる可能性があります。

この記事は、当サイトが独自で調査し厳選したおすすめ新電力会社と、オール電化向け・一人暮らし向けなどの項目別に電気代を比較したランキングも紹介します。

電気代を安く抑えられるおすすめ新電力会社を、料金・世帯・条件別に比較!4月に変更された各社の料金・プランを掲載しているので、ぜひ本記事で最新情報を確認してくださいね。

新電力 おすすめ

※2024年5月末時点の契約者数

基本料金無料
北海道〜沖縄◎
ガスとセットで
光熱費安く◎
セット割あり!※
実績も豊富◎

※CDエナジーの場合、原・燃料費調整単価の上限がないが、東電エナジーパートナー「従量電灯B」 、東京ガス「一般料金」は上限があるため、原・燃料価格の高騰によりCDエナジーのガス・電気料金が割高になる場合あり。
※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

CDエナジーダイレクトの電気・ガスセット割・比較表についての注釈
<セット割について>
電気セット割引が適用されるのは燃料費調整額を除いた基本料金および従量料金。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。
<セット割のおトク額について>
使用量(電気 40A・500kWh/月、ガス50㎥/月)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」とCDエナジー「ファ
ミリーでんき」「ベーシックガス」の料金(料金連動ポイント除く、セット割含む)を比較し算定。消費税相当額を含み、原・燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない金額の比較。各社の料金は2023年10月時点の単価を適用。 実際は使用状況や原・燃料費調整額の加減算によりおトク額は変動。
<比較表について>
各社の料金は2023年10月時点の単価を適用。実際の電気料金は、燃料費調整額が加減算、再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算。
ゼロメディアのお約束

おすすめの新電力サービスは、ライフスタイルや家族の人数など、人や家庭によって異なります。「少しでも電気代を下げたい」という人もいれば「環境に配慮された電力を使いたい」という人もいることでしょう。

そこでゼロメディアでは、新電力会社について「基本料金の安さ」「契約できるアンペア数」「対応エリア」「プラン数」「サービス内容」の5項目をピックアップし、客観的に評価しました。

また、本記事の執筆では、経済産業省 資源エネルギー庁をはじめとする行政機関や各新電力会社の公式情報をもとに、公平に比較するよう心がけています。利益に関係なく、本記事を読んだ全てのユーザーのことを第一に考えが、ユーザーが思うよりベストに近い選択を手助けできるよう、情報を発信しています。

より快適で豊かな生活を送れるよう、本記事を参考に新電力会社を比較・検討し、あなた自身が納得できるサービスを選んでいただけたら幸いです。


本コンテンツで紹介している商品は、登録小売電気事業者に記載ある事業者が提供するものです。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、各商品の評価や情報の正確さに一切影響することはありません。また、広告によってユーザーの皆様の選択を阻害することがないよう、客観的な視点や基準で商品を紹介・評価しております。詳しくはゼロメディアの評価基準をご確認ください。当コンテンツはゼロメディアが管理しており、おすすめ商品は独自の基準にて採点しております。詳細は広告掲載ポリシーおよびゼロメディアのコンテンツポリシーをご確認ください。

監修者の紹介
経歴・プロフィール

「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆・講演活動などを行う。大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカー等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施している。

江田 健二
編集者の紹介
経歴・プロフィール

2023年に入社し「ゼロメディア」を担当。執筆をはじめ、ディレクションや画像作成など仕事内容は多岐に渡る。比較する項目が多く、選ぶのが難しい商品やサービスを、少しでも比較しやすくするコンテンツ作りを心掛けている。

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  • 関東
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  • その他
重視するのは?
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自宅はオール電化?
  • オール電化ではない
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大阪ガス

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  • 【電気+ガス】セット割で光熱費を節約!
  • 【プランが豊富】ニーズ・使用人数に合わせて選べる
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    おすすめ電力会社の解説1分動画

    電気代が安くなる電力会社を知りたいけど、記事を読んでいるという時間がない方に向けてゼロメディアでは1分でわかる解説動画を作成しました!

    特に人気の3社を厳選して紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

    おすすめ新電力会社の独自検証ポイント

    1料金

    おすすめの新電力会社としてユーザーの満足度が高い水準を「料金が安くてリスクが低い」と定め、以下の方法で「基本プラン月額料金」「電気料金」「解約金」の3項目を実際に検証を行いました。

     

     

    2対応力

    対応エリアやもしものトラブルにいつでも対応してもらえるか電話サポート受付時間を比較検証しました。対応力が高いと電気のあらゆることに対する手間や悩みが解消されるため安心できるでしょう。

     

     

    3支払方法

    電気代の支払いにはどんな支払いツールが利用できるのか比較検証しました。最近は多くの支払いツールが普及されるようになり、より選択肢が豊富になりました。ユーザー各々が好きな支払い方法をできる新電力会社に高評価をつけました。

     

     

    4セット割の有無

    電気とガスをまとめて契約すると料金が割引になるガスセット割や、対象キャリアと契約をまとめるとスマホ料金が安くなるスマホセット割が設けられている新電力会社もあります。これらの割引を利用することでお得になるだけでなく、支払いもまとめられて楽になりますよ。

     

     

    検証
    5プランの豊富度

    ユーザーの生活スタイルやニーズに沿った電力プランを選べば、より快適で満足度の高いインフラの供給を受けることができるでしょう。この項目では「基本料金0円プラン」「再生可能エネルギープラン」「深夜の電気料金が安いプラン」の3項目の有無を比較検証しました。

    すべての検証は
    ゼロメディア編集部で行っています

    検証

    検証

    独自調査によるおすすめ新電力会社の結論

    新電力おすすめ逸品

    ※基本料金0円:「スマートタイムONE(電灯)」の場合のみとなります。「スマートタイムONE(動力)」では基本料金が発生します。

    ※契約者数:2024年10月時点

    ※独立系とは、大手ガス/通信関連会社/電力会社等の子会社ではないことを指します。

    ※電気供給実績No1:経済産業省資源エネルギー庁による「電力調査統計」

    表は右にスクロールできます>>
    おすすめ
    電力会社
    LooopでんきCDエナジーダイレクト東京ガス(でんき)
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    新電力販売量

    No.1

    詳細

    ※ 資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」(2023年11月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値。

    おすすめの新電力会社を探している方が最も重視すべき項目は「料金コスト」です。

    ポイント
    新電力会社は大手電力会社より電気代が安くなるより各社で工夫されており、電気代見直しの際にはこの特徴を活用するといいでしょう。

    また、プランの選択も自由になり、より選択肢が広がりました。使用量で選んだり電力を特に多く利用する時間帯で選ぶことでより無駄のない契約を結ぶことができます。

    「料金」「対応力」「支払方法」「セット割の有無」「プランの豊富さ」にて検証を行った結果、当メディアが総合的に最もおすすめする新電力会社はLooopでんき』です。

    基本料金が0円のため、使った電気の分だけ支払えばいい点はコスト面でかなり優秀ですね。また、電気代は市場価格の干渉を受けて時間帯にごとに変動。翌日までの電源料金単価はHPやアプリからラクラクチェックできます。

    太陽光発電量の多い日中の時間帯に電気量の単価が安くなる傾向があります。

    【2025年1月】おすすめ新電力会社17選&比較一覧

    【法人向け】おすすめ新電力会社

    ハルエネでんき

    ハルエネでんき

    ハルエネでんきのおすすめポイント
    • 事務手数料なしのプランが豊富!
    • 電気とガスのセット割もあり
    • 新電力の低圧(電力)供給量 NO.1※1
    • 現在は法人・事業主の受付のみ
    メリット
    デメリット
    ・電気使用料に合わせた8つのプランがある
    ・訪問サービスが充実
    ・違約金がある
    ・営業担当がつくので人によっては訪問が煩わしい

    法人・事業主であれば、ハルエネでんきがおすすめです。

    「確実に安くしたい人の為のプラン!」を謳う「シンプルプランHプラス」やお店・会社の電気代を安くできる「法人スマートプランHプラス」など、経営者向けの電気プランを多く取り揃えています。

    ポイント
    法人向けの「「低圧電力(業務用電力)」の供給量が新電力小売事業部門で業界シェア NO.1」※1を獲得した実績アリ!

    一般家庭でもそうであるように、冬や秋といった寒い季節は、電気代が高くなりがちです。オフィスや店舗であれば電力を使用する範囲も広く、さらに24時間電力を稼働させなくてはならないケースもあるでしょう。

    ハルエネ電気では、夏以外の季節は、使用料が安くなるプランの用意があります。

    さらに、社労士・税理士といった店舗・オフィス運営に関わる相談ができる「サポートパック」がオプションでつくプランも充実。

    オプションは他にも種類があり、どれもが店舗・オフィス運営者にとって役立つものばかりです。

    ハルエネ電気のオプション内容の一部
    • トラブル解決レスキュー:カギ・水・ガラスや電気・ガスなどのトラブルに対応
    • おもてなし通訳コール:海外のお客様とのコミュニケーションをお手伝い
    • オプション10:カギ・水・ガラスや電気・ガスなどのトラブル対応+航空券が限定価格で申し込める

    加えて、メーター交換は工事費無料で立ち会いが必要ない手軽さも、忙しい店舗・経営者から、高評価を得ている理由の1つです。業務で電力を使う機会が多い店舗・会社にとって嬉しい電力会社といえるでしょう。

    基本料金(税込)

    772.2円
    ※シンプルプランHプラス
    ※東京電力エリア

    電力量料金(税込)

    • 19.88円/kWh(〜120kWh)
    • 26.48円/kWh(121〜300kWh)
    • 30.57円/kWh(301kWh〜)

    ※シンプルプランHプラス
    ※東京電力エリア

    解約金(税込)3年以内に解約の場合9,900円+事務手数料3,850円
    対応エリア
    • 北海道電力
    • 東北電力
    • 東京電力
    • 中部電力
    • 北陸電力
    • 関西電力
    • 中国電力
    • 四国電力
    • 九州電力
    • 沖縄電力

    管内

    運営会社株式会社 ハルエネ

    参照:ハルエネでんき
    ※1新電力小売事業部門とは、新電力(2016年4月の電力自由化以降新たに参入した大手電力会社10社以外の新しい電力会社)による小売事業部門を指します。
    従量電灯については対象外です。
    出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(2024年3月時点)

    【一人暮らし】平均的な電気代の基本料金

    一人暮らしの場合、電化製品の使用状況によって最適な契約アンペア数は20A~30Aです。15Aでも生活はできますが、消費電力が大きい家電を使うとすぐにブレーカーが落ちます。

    そのため、普段の生活に支障が出ないようにするためには30Aで契約すると良いでしょう。しかし、電化製品を使用する機会が少ない場合は、20Aでも問題ありません。

    ポイント
    地域の電力会社の中でも、北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・九州電力の6社がアンペア制の基本料金制を採用しています。

    この6社の20A契約時の基本料金の平均額は674.61円です。最も安い会社は北陸電力の605.00であり、最高額は北海道電力の805.20と電力会社によって基本料金は異なります。

    なお、30A契約時の基本料金の平均額は1,011.915円であり、最安値は北陸電力の907.50、最高額は北海道電力の1,207.80です。

    電力会社20A(税込)30A(税込)
    北海道電力※1805.20円1,207.80
    東北電力※2739.201,108.80
    東京電力※3623.50円935.25円
    北陸電力※4605.00907.50
    中部電力※5642.28963.42円
    九州電力※6632.48948.72
    平均値674.61円1,011.915円

    専門家にインタビュー!新電力の選び方から安く抑えるコツまで

    専門家インタビュー 電力

    新電力会社の選び方や電気料金を少しでも安くするための対策など、多くの人が知りたいと思うポイントをエネルギー部門の専門家である江田 健二さんにインタビューしました!

    江田さんはRAUL株式会社 代表取締役であるだけでなく、一般社団法人 エネルギー情報センターの理事や環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション促進委員会委員もつとめています。

    専門家による貴重なアドバイスを、ぜひ参考にしてください。

    インタビューした監修者

    Q.電力会社の選び方のポイントを教えてください。

    監修者
    江田さん

    電力会社の選定にあたり重要な考慮ポイントは、料金プラン、サービス内容、信頼性の3つです。

    料金プラン電気料金の単価、契約期間、割引制度などを慎重に確認することが重要です。自身の消費パターンに合致したプランを選べば、電気料金を効率的に節約できます。

    次にサービス内容です。電気料金の支払方法や、電気使用量の確認方法、さらにはトラブル発生時の対応体制など、会社が提供するサービスの詳細を吟味することが求められます。

    ポイント
    信頼性は、選定する電力会社の経営状態や過去のトラブルの有無をリサーチしておくと把握しやすいでしょう。

    Q.なぜ電気料金は値上がりを続けているのでしょうか?

    監修者
    江田さん

    電気料金が値上がりしている理由はいくつかあります。ここでは3つの要因を紹介しましょう。

    電気料金が値上がりを続ける理由
    1. 原油価格の高騰
    2. 燃料費調整制度の改定
    3. 電力会社の経営コストの増大

    2023年6月現在、世界的な燃料需要の増加とロシアのウクライナ侵攻の影響を受け、原油価格が高騰しています。

    燃料費調整制度とは、原油価格の変動を電気料金に反映させるための制度で、原油価格の上昇とともに電気料金も上昇しています。

    また、電力会社の人件費の値上がりや設備投資費の増加により、経営コストが上昇しています。

    これらの要因が組み合わさり、電気料金の値上がりが発生している状況です。

    Q.電気料金を少しでも安く抑えるコツ・対策を教えてください。

    監修者
    江田さん

    電気料金の削減方法はいくつかあります。ここでは4つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

    電気料金を安く抑えるコツ
    • 電力会社を切り替える
      料金やサービス内容を比較し、適切な会社を選びましょう。

    • 省エネ家電に更新
      消費電力が少ないため、節約につながります。

    • 電気使用の工夫
      エアコンの設定温度を下げる、照明をこまめに消すなどの工夫が有効です。

    • 料金プランを見直す
      電力会社は変更しなくても、より自分のライフスタイルに適した料金プランへ見直すことは可能です。

    Q.新電力会社に乗り換えるメリットを教えてください。

    監修者
    江田さん

    新電力会社への乗り換えが提供する、3つの主要な利点を紹介します。

    新電力会社に乗り換えるメリット
    1. 電気料金の低減
    2. セット割引の提供
    3. 環境に配慮した電力供給

    場合によりますが、大手電力会社よりも新電力会社のほうが電気料金が安い傾向があるのはメリットといえるでしょう。

    また、新電力会社では他サービスとのセット契約による割引が適用されることがあります。例えば、電気とガスを一緒に契約すると、さらなる料金の割引が受けられることもあるので、活用すれば光熱費の節約も可能です。

    新電力会社には、太陽光発電や風力発電などの「再生可能エネルギー発電」をウリにしている企業もあり、乗り換えれば環境に優しい電気の使用が可能です。

    ポイント
    新電力会社への乗り換えは、費用節約や環境負荷の低減を実現できる可能性があります。

    Q.新電力会社に乗り換える注意点やデメリットを教えてください。

    監修者
    江田さん

    新電力への移行を検討する際には、以下の3点を把握することが重要です。

    新電力への移行する際に把握すべき3つのポイント
    • 解約に伴う費用が発生する可能性
    • 電力会社が市場から撤退するリスク
    • サポート体制が未整備である可能性

    これらの3つの要素を十分に調査し、利点と欠点を比較することは、新電力会社へ切り替える前にすべき大切なことです。具体的には、以下の点を検証する必要があります。

    • 解約金はいくらか?
    • 電力会社が撤退した場合、電力供給はどのように影響を受けるのか?
    • サポート体制は適切に機能しているのか?

    3つの要素を確認し、その結果をベースに新電力会社への切り替えを検討しましょう。

    そもそも「新電力」とは?

    新電力とは、新しく電力供給を行う事業者のことを指します。

    今まで一般家庭や商店では、電力会社を自由に選べませんでした。契約できるのは、各地域にある電力会社(東京なら東京電力、大阪なら関西電力)のみだったので、消費者に選択肢はなかったのです。

    ポイント
    2016年4月1日から始まった電力自由化により、一般企業も電気小売業への参入が可能になり、一般家庭や商店も電力会社を自由に選べるようになりました。

    なお、大規模な工場やデパート・オフィスビルなどで使用される「特別高圧」は、2000年から自由化が始まっており、すでに新電力から電気の購入が可能でした。

    徐々に中小規模の工場、中小ビルなど「高圧」区分へと拡大していき、2016年に一般家庭などが使用する「低圧」区分も自由化されたのです。

    自由化されたことにより電力会社の料金メニューも自由に選べるようになったため、消費者の選択肢はかなり広くなっています。

    例えばガス会社の新電力では、「ガスとのセット利用で料金がおトクになる」など、メイン事業の強みを活かしたサービスがそれぞれ行われています。

    小売電気事業者になるには国の審査を受ける必要があるため安心して利用できますね。

    新電力会社に乗り換えるとなぜ安くなる?仕組みを紹介

    新電力が安く電気を供給できる仕組みとして、新電力会社の多くが電気供給以外のメイン事業を行っており、電気よる利益を追求する必要に駆られていないことが挙げられます。

    ポイント
    メイン事業で利益を上げている新電力会社ほど資金力があり、安い料金での電気供給が可能です。

    また、一般的な電力会社と比較して事業を行うためのコストが少ないことも大いに関係しています。

    地域全体に電気を供給することを前提とした従来の電力会社は、消費者の電気使用量が最大値に達した際にもショートせず正常に機能する設備を必要とします。その分、設備投資において高いコストが発生するのはどうしても避けられません。

    従来の電力会社は、このようなコストを回収するために電気料金を高めに設定していました。

    以下では、新電力会社が実際にどのようなプランを提供しているのか解説します。

    新電力の提供プランの種類
    • 基本料金+電力量料金の従量電灯プラン
    • 基本料金が無料になるプラン
    • ポイントなどの特典が付くプラン
    • 時間帯で料金が異なるプラン

    基本料金+電力量料金の従量電灯プラン

    ニーズに合った多様なプランを用意する新電力会社の代表的なプランの一つは、「基本料金+電力量料金の従量電灯プラン」です。

    ポイント
    同プランは、契約しているだけで毎月発生する「基本料金」と、電気の使用料金に応じて発生する「重量料金」の2部料金制になっているのが特徴です。

    これまで、契約している電力に対して電気の使用量が少なかった人(負荷率※が低い人)は、同プランに変更することで電気料金を抑えられる可能性があります

    負荷率が低ければ、合計料金に占める基本料金の割合が大きくなり、電気料金が割高になる傾向にあるためです。

    もともと負荷率が高い人は、新電力会社に乗り換えても料金が下がらない場合があるので注意が必要です。

    ここでは、新電力会社が提供するお得な「基本料金+電力量料金の従量電灯プラン」を紹介していきます。

    東京ガス(でんき):電気とガスをまとめるとお得

    TOKYU GAS

     

    東京ガス(でんき)は、電気とガスをまとめることで電気料金を下げることができます。

    例えば、「東京電力エナジーパートナー従量電灯B」と東京ガスのガスを契約している集合1人世帯の方が、「東京ガス基本プラン」に乗り換え、年間2,200kwh(30A)利用したとしましょう。

    この場合、基本料金が新規申し込み時から1カ月無料になり、さらに電力料金から年間約1,000円、ガス・電気セット割により基本料金と電子料金の0.5%が値引きされます。

    ポイント
    その結果、1年目は合計約3,800円料金を下げることができるのです。

    東京ガス(でんき)では、既に東京ガスでガスを契約している方がお得になるプランを用意しています。

    ※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

    出典:東京ガスで電気とガスをまとめるとおトクに!‐東京ガス 

    CDエナジーダイレクト:ベーシックプラン

    CDエナジー

    CDエナジーダイレクトの基本プランである「ベーシックプラン」では、契約電力に応じた基本料金と月の使用電力量で算出される従量料金に、再生可能エネルギー発電促進賦課金を合算した料金が毎月発生します。

    ポイント
    月々の電気代が4,000円〜11,000円程度なら、安くりやすいお得なプランです。

    契約料金30Aの場合、830.70円の基本料金+従量料金(再生可能エネルギー発電促進賦課加算)を加えた金額が、毎月の電気代となります。

    出典:CDエナジーダイレクト ベーシックプラン

    ※燃料費調整単価は、CDエナジーの場合は上限がないが、東電EP「従量電灯B」は上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えるとCDエナジーの電気料金が割高になる場合あり。
    安くなる金額についての注釈
    安くなる金額は、使用量(40A、300kWh/月)をもとに東京電力エナジーパートナー(以下東電EP)「従量電灯B」とCDエナジー「ベーシックでんきB」の料金(料金連動ポイント、セット割除く)を比較し算定。消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない金額の比較。各社の料金は2023年10月時点の単価を適用。 実際は使用状況や燃料費調整額の加減算によりおトク額は変動。

    基本料金が無料になるプラン

    電気料金は、契約電力に応じて発生する基本料金と使用電力に応じて発生する従量料金の2種類で構成されるのが一般的ですが、中には基本料金が無料のプランを提供している新電力会社も存在します。

    基本料金無料なら「Looopでんき」がおすすめ!

    looopでんき

    Looopでんきは、基本料金・燃料費調整額が0円で利用できる電力会社です。電気代は、電力使用量に応じて請求されます。

    電力量料金単価は30分ごとに変動するので、単価が安い日中や深夜の時間帯に電気を使用すれば、より電気代を節約しやすくなるでしょう。

    ポイントなどの特典が付くプラン

    新電力の中には、ポイントなどの特典が付くプランも多数存在します。特典がつくプランを提供している代表的な新電力会社は以下の通りです。

    CDエナジーダイレクト:ポイントでんきプラン

    ポイント還元率

    CDエナジーダイレクトの「ポイントでんきプラン」では、毎月の電気料金に応じてdポイント・楽天ポイント・Vポイントが自動で溜まっていきます。

    ポイント還元率は、月の電気料金が高くなるごとに段階的に増えていく仕組みです

    電気料金/月ポイント還元率
    5,000円未満1%
    5,000以上7,000円未満2%
    7,000円以上11,000円未満3%
    11,000円以上13,000円未満4%
    13,000円以上15,000円未満5%
    15,000円以上6%

    仮に、毎月の電気料金が15,000円以上であれば、月900ポイントで年間10,800ポイントもの還元を受けられます。

    ポイント
    たまったdポイントは、加盟店での買い物や、ドコモ商品購入の際に1ポイント1円で充当できるので非常に便利です。

    出典:dポイントが自動でたまる!‐株式会社CDエナジーダイレクト

    時間帯で料金が異なるプラン

    時間帯で料金が異なるプランが多数用意されているのも、新電力会社の魅力です。

    時間帯で料金が異なるプラン
    • CDエナジーダイレクトスマート:スマートでんきプラン  

    CDエナジーダイレクトスマート:スマートでんきプラン 

    スマートでんき

    CDエナジーダイレクトスマートでは、電力量料金が深夜の時間帯に安くなる「スマートでんきプラン」を提供しています。

    ポイント
    例えば、蓄電池等を利用しており、夜間に電気使用量が多くなる方でもお得に利用可能です。

    契約電流が10A~60Aの方は「スマートでんきB」、契約容量6kVA以上は「スマートでんきC」と、契約電流によって異なるプランが用意されています。

    どちらのプランを利用するかによって基本料金は変わってきます。

    しかし、午前6時~翌日午前1時は1kWhあたり25.80円、午前1時~午前6時は1kWhあたり17.78円の電力量料金が設定されており、夜間の利用が安くなる点は同様です。

    出典:スマートでんき‐株式会社CDエナジーダイレクト

    電力自由化の目的は大きく3つある!

    電力自由化の目的3つ
    1. 電力を安定して供給させること
    2. 電気料金を安くすること
    3. さまざまな企業に参入してもらうこと

    ①電力を安定して供給させること

    電気はこれまで、居住地域ごとに行われてきました。

    ポイント
    電力自由化に伴い、電気が足りない地域に柔軟に供給できるよう、地域を越えて電力を融通できるような仕組みが現在整備されつつあります。

    電力が安定して供給できるようになれば、災害時に停電が起こりにくくなるなどのメリットがあります。

    さらに、再生可能エネルギーや自家発電など、多様な電源を供給力として活用しやすくなる点もメリットです。

    ②電気料金を安くする

    電気の小売が自由化したことで、電気事業に新規参入する会社が増加しました。

    ポイント
    企業同士の価格競争が起こった結果、コスト削減が進み、従来よりも安い料金で電気が利用できるようになったのです。

    セット割や時間帯で料金が安くなるプランなど、消費者のニーズに応じたサービスも多く提供されています。


    家族構成や生活スタイルに合ったものを選べば、家計の節約にもつながるでしょう。

    ③さまざまな企業を参入させること

    電力自由化によって、どの電力会社から、どのような電気を買うのかを自由に選べるようになりました。

    ポイント
    例えば、出身地を応援するために、地元の電力会社から電気を購入することも可能です。

    環境問題に貢献するため、再生可能エネルギーで発電した電気を購入するなどもできます。

    電力自由化は消費者がお得になるだけではなく、企業にとって大きなビジネスチャンスを得られる機会となるでしょう。

    おすすめ新電力会社の電気代比較ランキング|オール電化・一人暮らし向け

    ここからは、おすすめの新電力の電気料金が安いものを紹介します。オール電化プラン一人暮らし向けプランで比較していますので、該当する方は参考にしてください。

    オール電化向け

    オール電化向け

    オール電化向けプランは、時間帯で電力量料金が変わるのが特徴です。ここでは、夜時間帯の電力量料金の安さで比較しています。

    ※2021年10月現在の東京電力エリア料金で比較

    CDエナジーダイレクト(スマートでんきB)28.06円/kWh

    電気チョイス

    CDエナジーダイレクトの特徴
    • 東京電力の一般プランより必ずお得!
    • 使用量・家族構成・ライフスタイルに応じた豊富なプラン
    • 電気料金の1.0%をポイント還元
    • 離れて暮らす家族もポイントが貯まる
    • 出張費無料の生活トラブルサポート
    電力量料金(1:00~6:00)(税込)28.06円/kWh
    ※スマートでんきBプラン契約時
    基本料金(税込)885.72円
    ※東京電力エリア・30A

    ※再エネ賦課金を除く
    参照:CDエナジーダイレクト

    一人暮らし向け

    一人暮らしの場合の電気代は、電気使用量がファミリーと比べると少なめです。少ない使用量でも電力量料金が安いプランがお得になります。

    1ヶ月の電気使用量120kWh時の、電力量料金と基本料金の合計額の安さで比較しています。

    ※2023年6月現在の東京電力エリア料金・30A契約で比較。小数点以下は切り捨て。

    CDエナジーダイレクト(シングルでんき)3,143円

    シングルでんき

    CDエナジーダイレクトのおすすめポイント
    • 東京電力の一般プランより必ずお得!
    • 使用量・家族構成などに応じた豊富なプラン
    • 電気料金の1.0%をポイント還元
    • 離れて暮らす家族もポイントが貯まる
    • 出張費無料の生活トラブルサポート
    基本料金(税込)885.72円(30A)
    ※東京電力エリア
    電力量料金(120kWhまで)(税込)30.00円/kWh
    ※シングルでんきプラン契約時
    合計額(税込)4,385.72円
    基本料金885.72円+電力量料金30.00円×120kWhープラン割引額100円=4,485.72円

    ※再エネ賦課金を除く
    参照:CDエナジーダイレクト

    【エリア別】おすすめ新電力会社比較|関東・関西

    関東でおすすめの新電力会社

    関東エリアでおすすめの電力会社は、東京ガス(でんき)とCDエナジーダイレクトです。

    東京ガス(でんき)

    TOKYU GAS

    TOKYOガス(でんき)おすすめポイント
    • 解約金なし
    • ガスと電気セットで電気代がお得に

    東京ガス(でんき)は、ガスと電気をセットにするとお得な料金で契約することができます。
    ※ 東京ガスの都市ガスと電気をご契約中のお客さまはご契約いただいている料金メニューに応じて、電気料金が割引になります。

    参照:東京ガス

    CDエナジーダイレクト

    CDエナジー

    CDエナジーダイレクトのおすすめポイント
    • 東京電力の一般プランよりもお得!
    • 生活スタイルで選べる多彩なプラン
    • 離れている家族とも家族割が適用
    基本料金(税込)830.70円(30A)
    ※東京電力エリア
    電力量料金(120kWhまで)(税込)29.90円/kWh
    ※ベーシックでんきプラン契約時
    合計額(税込)4,418.7円
    基本料金830.70円+電力量料金29.90円×120kWh=4,418.7円

    参照:CDエナジーダイレクト

    関西でおすすめの新電力会社

    関西エリアでおすすめの電力会社は「大阪ガスの電気」です。

    大阪ガスの電気

    大阪ガス

    注釈・出典
    ※1 180万件突破:2023年11月5日時点
    ※2 新電力とはみなし小売電気事業者(旧一般電気事業者)以外の小売電気事業者
    ※3 出典:
    電力・ガス取引監視等委員会「制度設計専門会合」第74回 配布資料(2022年3月末時点)
    ※4 HDI格付けベンチマークレポート2023年1-2月調査/3月発表 対象:電力・ガス小売業界
    参照元:大阪ガス公式サイト
    大阪ガスの電気のおすすめポイント
    • 光熱費がオトクに!
    • 関西電力管内で契約件数1位獲得※1
    • WEBで簡単に手続きOK
    • 暮らしに合わせた4プランから選べる

    大阪ガスの電気は、関西電力管内で契約件数1位※1を獲得していて多くの家庭から支持されている新電力会社です。

    ポイント
    ガス・電気をまとめることで光熱費を抑えて、オトクに利用することができるためおすすめです。※関西電力従量電灯Aと比較

    手続きはWebで簡単に行うことができます。事前手続きをしておけば、引っ越し当日から電気・ガスを使用することができるので便利です。

    ※ガスは立ち会いが必要です。

    注釈・出典
    参照:大阪ガス
    ※ 当サイトでは「最低料金」と「電力量料金」を比べていますが、実際に毎月請求される電気代には、このほかに「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」がかかります。
    昨今の燃料価格の高騰により、関西電力・従量電灯と比べて燃料費調整額が割高になる場合があります。
    ※1 電力・ガス取引監視等委員会「電力・ガス取引監視等委員会の検証に関する専門会合」

    新電力会社に乗り換えるメリット・デメリット

    ここからは、新電力に乗り換えるメリット・デメリットを解説します。

    メリット

    新電力のメリット

    新電力のメリット
    1. 毎月の電気代を安くできる
    2. 環境に優しい電力会社を選べる
    3. 他サービスとセットで割引がある
    4. ポイントが貯まって電気料金がお得になる
    5. 電力会社ごとに独自の特典がある
    6. ライフスタイルに合わせたプランを選択できる

    多くの方が考えるメリットが電気代の削減でしょう。定額制時間帯別など、個人のニーズに応じたプランを各社が提供しています。

    大手電力の従来プランと同内容で、料金だけが下がるプランも多数ありますよ。

    再生可能エネルギーを使用して、環境貢献している新電力もあります。環境に関心の強い方にはおすすめです。

    ポイント
    各社の電源構成を見れば、再生可能エネルギーの使用割合を確認できます。

    ポイント還元やガスとのセット割、駆けつけサービスなど各社でお得な特典があります付帯サービスも加味して電力会社を選べば、よりお得になるでしょう。

    デメリット

      新電力のデメリット
      1. プラン次第で高くなる
      2. 違約金が発生することもある
      3. 大手と比べれば倒産リスクが高い

      特に注意すべきなのは、選択するプラン次第で電気代が高くなる点です。現在の使用状況を確認して確実にお得になるプランを選びましょう。市場連動型プランを選ぶと、料金高騰のリスクがあります。

      電力会社によっては違約金を設けていたり、倒産リスクが高かったりします。単純に電気料金の安さだけで選ぶのもおすすめできません。企業の安定性も含めて、総合的に判断しましょう。

      ポイント
      また、今契約している電気会社からの乗り換えを検討している方は、必ずシミュレーションを行って確実に安くなる新電力会社とプランを見つけましょう。

      新電力会社のおすすめな5つの選び方

      新電力の選び方

      新電力のおすすめの選び方は以下の通りです。

        新電力の選び方の5ポイント
        1. 料金プラン
        2. サービス内容
        3. ガス・インターネットがセットで申し込みができるか
        4. 解約金・違約金の有無
        5. 対応エリア

        1.料金プラン

        新しく新電力に乗り換えるうえで重要視したいのは料金プランです。せっかく新電力に乗り換えるなら今よりも電気料金が安くなることが第一条件でしょう。

        注意点
        電気の利用状況や今の契約プランによって新電力に乗り換えても自分が思ったよりも電気代が安くならない可能性ももちろんあります。

        多くの電力会社は公式サイト上で電気代のシミュレーションができるようになっているので、ご家庭でどのプランが最適なのか確認することをおすすめします。

        新電力へ乗り換える際は、事前にシミュレーションをして準備しておきましょう。

        2.サービス内容

        多くの新電力では、契約をすると無料で付いてくるサービスがあります。新電力会社によってもサービスの有無や内容が異なります。

        ポイント
        例えば、支払った電気代に応じてショッピングに利用できるポイントが付与されるなどの仕組みもあります。

        「電気代を安くする」以外に、自分のライフスタイルにあったものなど嬉しいなというサービスが付帯している新電力を選ぶのもおすすめです。

        マンションやアパートによっては契約している電力会社が決まっている場合もあるのでそちらも確認しておきましょう。

        3.ガスやインターネットがセットで申し込みができるか

        電力自由化と同様に、都市ガスやスマホやインターネットといった通信系事業も電気の小売事業をスタートしました。

        ポイント
        電気とガス・インターネットをセットにすることでセット割引が利用できるうえに支払いの管理が楽になったり、ポイントのたくさん貯まるといったメリットも享受できるでしょう。

        電気と自社事業をセットで提供する新電力や企業がどんどん増えているので受けられるメリットもますます多様になると思われます。

        ガスと電気、各種通信サービスなどセットで乗り換えを検討することで、節約効果もより高まりますよ。

        4.解約金・違約金の有無

        電力会社によっては、契約期間中に解約すると解約金や違約金が発生する場合があります。解約金は2000円~8000円程度が相場です。

        ポイント
        いざ生活を始めると電力使用量は変化し、それに伴い必要な電力プランも変わってきます。そのため、解約金・違約金がなく自由に切り替えができる新電力会社だと安心です。

        契約期間の縛りや解約金・違約金が発生する電力会社は少ないですが、念のため契約する前に確認しておくのがおすすめです。

        5.対応エリア

        住んでいる地域が新電力会社の対応エリア外であれば、契約ができないため要注意です。

        ポイント
        対応エリアに関する情報は各新電力会社の公式サイトに記載されています。郵便番号や住所を入力して対応エリアを確認できるサイトも多いです。

        不明点や詳細を確認したい場合は、直接新電力会社のカスタマーサポートに問い合わせて確認するのも一つの方法です。

        人口が少ない地域はサービスを提供していないケースも想定されるため、事前に確認しておきましょう。

        電新電力に関するアンケート調査

        当サイトでは独自に「新電力に関するアンケート」を実施しました。新電力について率直な意見を1,080人を対象に調査しました。

        いくつかの質問をグラフでまとめたので、新電力を検討中の方はぜひ参考にしてください。

        調査概要新電力に関するアンケート
        調査方法インターネットリサーチ
        調査対象者数1,080
        調査実施期間2022年02月03日~
        調査対象地域日本
        調査実施会社株式会社ジャストシステム
        ファストアスク

        Q. 新電力に乗り換えるきっかけは何でしたか?(複数選択可)

        新電力に乗り換えるきっかけは?

        Q. 新電力に乗り換えるきっかけは何でしたか?(複数選択可)
        電気代を節約したかった67.7%
        キャンペーンや特典目的28.5%
        携帯やガス代と一緒に乗り換えた22.2%
        環境のことが気になった10.3%
        電力会社の人に勧誘された9.4%
        支払いをまとめたかった13.1%
        その他9.9%

        やはり、7割近い方が電気代節約のために新電力に乗り換えたようです。電気代は生活において必要不可欠なものなので、ここを節約できたら嬉しいですよね。

        毎月支払うものなので、少しの金額でも大きな節約につながるでしょう。

        Q. 新電力に乗り換えて電気代は安くなりましたか?

        新電力に乗り換えて電気代は安くなりましたか?

        Q. 新電力に乗り換えて電気代は安くなりましたか?
        安くなった59.4%
        高くなった4.1%
        乗り換え前と変わらない18.4%
        わからない18.1%
        実際に乗り換えて安くなったと答えた方が過半数を超えています。ダイレクトに安さを実感できているということは年間にするとかなりの節約になっているかもしれません。

        電気代をちょっとでも安くしたい方は、新電力への乗り換えがおすすめです。

        Q. 直近で乗り換えた新電力の満足度を教えてください。

        乗り換えた新電力の満足度は?
        Q. 乗り換えた新電力の満足度を教えてください。
        とても満足15.6%
        やや満足45.2%
        どちらともいえない34.2%
        やや不満3.7%
        とても不満
        1.4%

        乗り換えた方の7割は満足しているとの結果が出ました。

        新電力会社への乗り換えはWebで簡単にできるものが多く、面倒な工事も必要ない場合がほとんどなのですぐに乗り換えることをおすすめします。

        Q. 利用している(または利用したことのある)新電力会社はどこですか?(複数選択可)

        利用している(または利用したことのある)新電力会社はどこですか?

        Q. 利用している(または利用したことのある)新電力会社はどこですか?(複数選択可)
        Looopでんき6.9%
        TOKYO GAS(でんき)19.8%
        エルピオでんき4.9%
        CDエナジーダイレクト3.9%
        シン・エナジー3.4%
        リミックスでんき2.2%
        まちエネ2.2%
        あしたでんき2.5%
        ミツウロコでんき4.2%
        東急でんき3.4%
        その他66.6%

        当記事でも紹介している新電力会社を比べてみると一番高い割合は東京ガス(でんき)でした。

        東京ガス(でんき)は、ガスとセットで乗り換えるとお得になるので、初めての方にもおすすめです。

        ほかにも色々な特徴を持つ電力会社があるので、ぜひ当記事を参考にして乗り換えを検討してみてください。

        ※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

        新電力会社に関するよくある質問

        おすすめの新電力はどこですか?
        東京ガス(でんき)です。ガスとセットにすると電気代が安くなるなど、サービスやお客様満足度も高い評価を得ている注目の新電力会社です。
        ※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
        新電力にすると停電リスクは増えますか?
        停電リスクは大手電力会社と変わりません。理由としては、送電ネットワークは引き続き大手電力会社が管理しているためです。停電リスクだけで考えれば、どの電力会社を選んでも同じです。
        賃貸契約の住宅でも新電力に乗り換えできますか?
        電力会社との契約状況によります。個別に電気料金を支払っている場合は乗り換え可能です。事前に大家さんへ許可を取る必要もありません。

        一方で、マンション1棟ごとに契約している場合は乗り換え不可です。電気料金を自分自身で支払っていない(家賃に含まれている)場合は、このタイプに当たります。
        スマートメーターとは何ですか?
        デジタル計測できる電力メーターのことです。通信機能を持っており、30分ごとに使用量を計測して電力会社のシステムに自動送信しています。

        導入すると、「検針員の検針がなくなる」「電力消費の多い時間帯がわかる」といったメリットがあります。
        新電力はなぜ安いのですか?
        大手電力と比べてコストが安いためです。小売部分だけを担当している電力会社が多く、設備維持などのコストは大手電力と比較すると低いです。

        メイン事業で利益を上げている場合は企業としての資金力があり、電気事業の料金削減にも繋がっています。
        新電力切り替えの注意点は何ですか?
        必ずしも安くならないことです。特に市場連動型プランは、価格急騰のリスクもあるため選ばないのが無難です。

        新電力のプランによっては、解約時に違約金が発生することもあります。違約金が無料のプランを選べば、余分にかかる費用を削れます。
        新電力に切り替えるにはどうすればいいですか?
        最初に、現状の電気料金や契約中のプランを確認してください。その上で、自分自身のニーズに合うプランを探すと良いでしょう。

        電力会社を決定したら、切り替え先の電力会社に申し込みます。スマートメーター設置工事後(必要な場合のみ)に切り替え完了です。元の電力会社の解約は原則必要ありません。

        まとめ

        今回は、おすすめ新電力会社17社を紹介しました。新電力と契約すると電気料金が安くなるだけでなく、独自の特典環境貢献などにも期待できます。

        市場の高騰や世界情勢に大きく左右される電力ですが、自分で選んで納得のいくプランを見つけることが大切です。

        電力会社それぞれで特徴が違うので、自分自身のニーズを満たしてくれる新電力と契約してください。

        どの新電力にするか迷っている方は、改めて本記事を見直して、参考にしてみてましょう。

        各新電力会社・サービスの採点基準・ランキング根拠

        『ゼロメディア』で紹介している新電力会社の情報は、

        • 公式サイト(新電力会社)による正確な掲載情報
        • リサーチ機関を通し募集した口コミの調査結果
        • 経済産業省 資源エネルギー庁などの行政機関による情報ランキング根拠について

        など根拠に、客観的な数値やデータを用いてコンテンツを作成・執筆しております。

        ゼロメディア編集部では本記事の制作にあたって、おすすめの新電力サービス13社をリサーチしました。今回の検証では、次の5項目を比較しています。

          当サイトおすすめ新電力会社の採点項目
          1. 料金の安さ
          2. 契約できるアンペア数
          3. 対応エリア
          4. プラン数
          5. サービス内容
          本記事で比較した新電力会社とプラン一覧

          詳しい内容は新電力の評価基準をご参照ください。

          1料金の安さ

          電力会社を乗り換える際、料金の安さは多くの人が気になるポイントでしょう。電気料金が安ければ、毎月の固定費削減に役立ちます。

          ここでは、各新電力会社の基本プラン情報を確認し、東京電力エリアで30Aの契約時にかかる「基本料金」を基準に、価格の安いサービスを高く評価するよう採点しました。
            獲得ポイントと条件
            • 0円:20点
            • 〜840円(税込)未満:15点
            • 840円(税込)〜885.72円(税込)以下:10点
            • 885.72円(税込)超過〜890円(税込)未満:5点
            • 890円(税込)以上:0点 

            2契約できるアンペア(A)数

            契約できるアンペア数が多いサービスのほうが、自分にとって無駄のない基本料金で電気を使えます。

            ここでは、各新電力会社の基本プラン情報を確認し、東京電力エリアで対応している契約アンペアの種類が多いサービスを高く評価するよう、基準を設けて採点しました。

              獲得ポイントと条件
              • 6種類以上:20点
              • 5種類:15点
              • 4種類:10点
              • 2〜3種類:5点
              • 1種類:0点 

              3対応エリア

              対応エリアが広い新電力会社なら、移住や転勤などで引っ越すことになっても同じ新電力会社でサービスを使い続けられます。

              ここでは、各新電力会社の公式情報を確認し、対応エリアの広いサービスを高く評価するよう基準を設け、採点しました。

              なお、エリアの種類は地域電力会社の管轄エリア(全10エリア)でカウントしています。

              エリア一覧
              • 東京電力
              • 関西電力
              • 中部電力
              • 東北電力
              • 九州電力
              • 中国電力
              • 四国電力
              • 北海道電力
              • 北陸電力
              • 沖縄電力
                獲得ポイントと条件
                • 10エリア:20点
                • 7エリア以上:15点
                • 5エリア以上:10点
                • 1エリア以上:5点
                • 特定の都道府県のみ:0点 

                4プラン数

                プラン数の多さも、電力会社を選ぶ際のポイントとなります。自分にとってメリットがあるプランを選べば、よりお得に電気を使えます。

                ここでは、各新電力会社の公式情報を確認し、東京電力管内で利用できるプラン数をカウントし、プラン数の多いサービスを高く評価できるよう基準を設けて採点しました。

                  獲得ポイントと条件
                  • 5プラン以上:20点
                  • 4プラン:15点
                  • 3プラン:10点
                  • 2プラン:5点
                  • 1プラン:0点 

                  5サービス内容

                  新電力会社を選ぶなら、安さだけでなくサービス内容も確認しておく必要があります。

                  ここでは、より便利に、よりお得な電力会社を選べるよう、4つの項目をピックアップし、各新電力会社が対応しているサービス内容を加点式で採点しました。

                    獲得ポイントと条件
                    • ポイント・特典あり:+5点
                    • 種類以上の支払い方法あり:+5点
                    • ガス・スマホなどとのセット割あり:+5点
                    • かけつけサービスを含む独自サービスあり:+5点
                    • 特になし:0点 
                    制作チーム
                    制作チームの願い

                    お金に関するトラブルを抱えると、精神的にやられて苦しくなってしまうことも多いです。そんなお金周りで悩んでいる方向けに、誰にでも分かりやすく情報をまとめることを意識して、日々記事の執筆・編集を行っています。

                    ライター

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