ハイクラス向けの転職エージェント6選！おすすめを徹底比較

役職者やマネージャーの方が転職活動について考えるとき、ハイクラス向けの転職エージェントの利用がおすすめです。実際に、エージェントとの面談を通して条件を固めていき、転職に結び付けるというケースが一般的になってきています。

しかし、

• 転職エージェントは数が多すぎてどれがいいのかよくわからない
• ハイクラス向けの求人の探し方が知りたい
• 登録するときに気を付けるべきことを知りたい

という方も多いと思います。

そこで、転職エージェントの選び方やおすすめの転職エージェントについて紹介していきます。転職エージェントを通すメリット・デメリットについても解説していますので、登録を考えている方は是非参考にしてみてください。

そもそもハイクラスとは？

転職エージェントのホームページなどでよく使われる「ハイクラス」という言葉ですが、明確な定義はありません。

またハイクラスの求人を探す際は転職サイトで検索しても公開されていない場合が多いため、転職エージェントに登録して非公開のスカウトを待つのが基本の流れです。

年齢制限は設けられていないので、転職を考えている方は情報収集のためにも登録しておくことをおすすめします。

ハイクラス求人にあえて定義をつけるなら「情報が転職サイトで公開されておらず、年収が約800万円以上の求人」と定められていることが多いです。

ハイクラス向けおすすめ転職エージェント

>>>この表はスクロールできます

	ビズリーチ	リクルート ダイレクトスカウト	JACリクルートメント	type転職エージェント	パソナキャリア	doda X
公開求人数	197,000件以上 （非公開含む）	378,582件	約11,250件	約11,600件	40,845件	56,881件
非公開求人数	非公開	非公開	約33,750件	約17,400件	非公開	非公開
得意分野	ハイクラス転職 即戦力採用	ハイクラス転職	ハイクラス転職 外資系・グローバル企業 への転職	IT・営業・ハイクラスの転職	ハイクラス転職 管理部門転職	3種のサービスによる 転職サポート 専属のカウンセラーによる カウンセリング キャリアコーチング（有料）
スカウト機能	〇	〇	×	〇	〇	×
土日対応	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	公式	公式	公式	公式	公式	公式

※求人数はすべて2024年8月時点のものです

ビズリーチ

ビズリーチはハイクラス向けの非公開求人を多く取り扱う転職エージェントです。ヘッドハンターと呼ばれる転職のプロフェッショナルにキャリアの相談ができます。

有料プランは30日間コース 5,478円（税込）で登録でき、すべての求人をチェックすることができるようになります。

有料プランでは、ビズリーチプレミアムの各種コンテンツも利用可能です！現在は「シゴト観診断」「ビズリーチキャリアコンシェルジュ」「ビズリーチアカデミー」の3つが提供されています。

スカウトを受ける際の判断基準になる職務経歴書を登録する必要がありますが、効果的な職務経歴書の書き方についてもサポートを受けられるので安心です。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、選択肢を選ぶだけで作成できるレジュメと、AIの分析に基づいたスカウトが特徴の転職エージェント。2022年の転職決定年収平均が925万円以上と、ハイクラス転職にも強いです。

レジュメはリクルートの求職活動支援サービスで共通なので、すでにリクルートの他のサービスに登録されている方はそのまま利用することができます。

2023年12月にリニューアルされ、レジュメがさらにシンプルに使いやすくなりました。リニューアル前に登録していた場合でも、簡単に新サイトに移行することができます。

届いたスカウトに返信することでエージェントとの面談が組まれ、詳細な条件の確認をすることができます。企業やエージェントとのやり取りはチャットで直接行うことができるので便利です。

レジュメの仕様がシンプルでやり取りも手軽に行えることから煩雑な手続きが不要であり、初めて転職エージェントの利用を考えている方にもおすすめです。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは管理職・技術職などのハイクラス転職に特化した転職エージェントです。すべての転職支援サービスを無料で利用できて、転職時だけでなく入社後までサポートを受けられます。

JAC自体がロンドン発祥であることから外資系企業・グローバル企業への転職に強く、海外での勤務や国際的な企業での活躍を見据えている方におすすめです。

1,400名以上在籍するコンサルタントは高い専門性を有しており、業界・業種によって最適なサポートを受けられます。

登録後最短一週間程度で面談が組まれるので、今後の展望や転職を考えている理由をコンサルタントに話しておくとよいでしょう。

type転職エージェント

type転職エージェントは全体の6割が非公開求人であり、特にIT・営業・ハイクラスの転職に強みを持つ転職エージェントです。サービスはすべて無料できて、入社まで手厚いサポートを受けられるので安心です。

経験職種に合わせて、業界の専門知識を有した専任のアドバイザーが一人ひとりにつき、相談や面接の練習などに対応してくれます。

アドバイザーは営業、IT／WEB、事務／管理、販売／サービス、ハイクラスの5つの領域から選定されます。それぞれの業種に詳しいプロフェッショナルなので安心です。

公式サイトの情報によると利用者の満足度が82％、年収アップ率は79％と高い数値を誇ります※。

IT業界の中でも年収アップ率の高いエンジニアの方に特におすすめです。

パソナキャリア

パソナキャリアは求人の約半数が年収800万円以上の、ハイクラス転職・管理部門転職に強い転職エージェントです。全国47都道府県に営業支店があるため、地方にお住まいの方も安心して利用できます。

履歴書の作成から面接対策まで幅広い内容の相談に対応。追加でスカウトサービスに登録すれば指定した条件に合ったスカウトが届きます。

ホームページでは独自の年収診断・キャリアタイプシュミレーションを行えます。転職を考えている方は確認しておくとよいでしょう。

カウンセリングはWEBや電話でも行っており、距離や時間などの問題で来社が難しい方でも安心です。

doda X

doda Xはヘッドハンティングサービス、求人紹介サービス、企業スカウトサービスの3種類から自分に合ったサービスを選択できる転職エージェントです。

• ヘッドハンティングサービス→ヘッドハンターからのスカウトを受けられる
• 求人紹介サービス→自分で求人に応募する
• 企業スカウトサービス→企業からスカウトが届く

とそれぞれ特徴があり、状況に応じて使い分けられます。

専属のカウンセラーによるカウンセリングや有料のキャリアコーチングなどキャリアを相談できる機会も多いです。一回の転職だけでなくキャリア全体に寄り添ったサポートを受けられるのが魅力だといえるでしょう。

登録した情報がどこまで公開されるかは上記の3種類のサービスによって異なるので注意が必要です。勤務先への情報公開などが気になる方は、求人企業が直接利用しないヘッドハンティングサービスをおすすめします。

ハイクラス向けの転職エージェントを選ぶポイント

ハイクラス向けの転職エージェントを選ぶうえで、確認するべきポイントを紹介していきます。

スカウトサービスがあるか

ハイクラス転職には大きく分けて①求人を検索して応募するか、②スカウトを受けるかの二つの方法があります。

忙しくて自分で企業を探す余裕がないという方はスカウトサービスの利用がおすすめです。最初に希望の条件を指定しておくだけで、マッチした企業からのスカウトを受けることができます。

条件は勤務地・業種・職種・年収などかなり詳細に指定できます。転職活動の進み具合に応じて適宜更新し、自分に合ったスカウトを受け取れる状態にしておくことが重要です。

スカウトサービスは転職エージェントに登録した時点で利用可能なものの他に、別途登録が必要なものがあります。スカウトが届いた後の流れも含めて、ホームページなどで確認しておきましょう。

スカウトに返信すると、通常エージェントとの面談や企業との面接が組まれます。選考に至るまでのステップを省けるので、スカウトサービスはおすすめです！

エージェントに気軽に相談することができるか

転職エージェントに登録すると、エージェントという担当者（アドバイザー、コンサルタント、カウンセラーなど会社によって呼び方が違う）が一人一人につきます。

エージェントの人数が少なかった場合、一人で多くの利用者に対応することになり面談の予約が難しくなることが予想されます。

エージェントと面談をするタイミングは、転職エージェントに登録したとき、スカウトに返信をしたとき、履歴書の提出前や面接の前などの選考中、その他気になることがあった時などが挙げられます。

連絡方法は電話やオンライン、チャット、メールなど様々なので、自分にとってやり取りがしやすいか事前に確認しておきましょう。

自分の興味のある業種・職種への転職に強いか

ハイクラス向けの転職エージェントといっても、どの業種・職種への転職に強いかは様々です。公式サイトで確認する方法のほか、アドバイザーの経歴や求人数などからもある程度絞り込めますので、確認しておきましょう。

営業職から事務職への転職や、金融業界からIT業界への転職など業種・職種の垣根を超えたキャリアを見つけられるのも転職エージェントの強みの一つです。

転職エージェントは複数登録しても全く問題ありませんので、気になったものはどんどん登録していきましょう。

ハイクラス向けの転職エージェントを利用するメリット

ハイクラス向けの転職エージェントを利用するとどんなメリットがあるのか、解説していきます。

①非公開求人を見つけられる

求人には一般に公開され転職サイトなどで検索できる公開求人と、そうでない非公開求人があります。

ハイクラス向けの求人は多くが非公開であり、自力で見つけることは難しいでしょう。転職エージェントに登録すれば、運営会社が独自に入手した非公開求人に応募したり、スカウトを受けたりすることができます。

最近では、転職活動を始める際まずハイクラス転職に特化した転職エージェントに登録し、検索機能やスカウトを使って求人を探していくのが一般的です。

転職エージェントを通せば、転職サイトに公開した場合応募が殺到するような好条件の求人にも巡り合える可能性があります。

登録はほとんどの場合無料であり、転職先を決める際の選択肢は多いほうが良いので、転職を考えている方は必ず登録しておきましょう。

②エージェントに相談できる

転職活動をする際、どんな仕事ならハイクラスを目指せるかわからなかったり、今後のキャリアについて悩んだりすることは多いでしょう。そんな時エージェントを活用すると便利です。

面接対策などにも対応しており、求人を見つけて選考に進んだ後も安心です。

転職エージェントに登録するとまずエージェントとの面談が組まれるので、過去のキャリアや希望の条件などをまとめておきましょう。

ハイクラス転職の場合は、年収やポジションなどの条件も相談できます。そもそも転職をするべきかどうかといった悩みも聞いてくれるので、キャリアを迷っている人にとっては大きな助けになるでしょう。

事前に聞きたいことをまとめておくとやり取りがスムーズに進みますよ。

③スカウトを受けられる

転職エージェントの中には、スカウト機能を搭載しているものも多いです。自分からアクションを起こさなくても求人情報が届くので、非常に効率よく転職先を探すことができます。

転職エージェントには、スカウト機能のみ利用可能なもの、検索して応募する機能のみ利用可能なもの、両方を併用できるものの3種類があります。自分の転職活動のスタイルに合わせて複数登録するなどして使い分けましょう。

転職活動を始めたばかりでどうやって求人を絞っていけばよいかわからないという人は、スカウト機能を備えた転職エージェントに登録するとよいでしょう。

ハイクラス向けの転職エージェントを利用するデメリット

ハイクラス向けの転職エージェントを利用するとどんなデメリットがあるのか、解説していきます。

①自分のキャリアに基づいた求人しか紹介されない

求人の紹介やスカウトは、利用者の情報に基づいたエージェントの判断によって行われるので、現在の自分の能力や実務経験にそぐわない求人は紹介されません。

もし自分の今までのキャリアとは全く違う転職先を探したい場合、その旨を面談でエージェントに伝えるか、それでも紹介されない場合は自分で探して応募するほかありません。

ハイクラスの求人になると条件への適合がよりシビアになるので、注意しておきましょう。

希望の条件は面談である程度伝えることができますので、転職エージェント内の検索機能などもうまく活用して効率よく求人を探していきましょう。

②逐一連絡を取りながら転職活動を進める必要がある

転職エージェントは転職サイトから企業に直接応募する場合とは異なり、企業と自分の間にエージェントが入るので、どうしてもやり取りが多くなりやすいです。

その分企業との連絡を取り持ってくれるなどの利点もありますが、応募したい企業に概ね目星がついている方は、エージェントを通さず自分で直接応募するほうが早いかもしれません。

その他転職活動を自分のペースで進めていきたい人にとっても、転職エージェントは不要であるといえます。

まとめ

ハイクラスにおすすめの転職エージェントや、その選び方を紹介してきました。

転職エージェントはそれぞれ得意な分野や業種があるので、複数登録して情報を見比べることが重要です。またホームページには転職に役立つ様々な情報が掲載されているので、一度確認してみるとよいでしょう。

多くの場合、自力では見つけられなかった求人に出会えるので、選択肢を広げることができます。皆さんの転職活動の希望や状況に合わせて、自分に合った転職エージェントを探していきましょう。