仮想通貨リップル(XRP)に将来性はある?チャートから今後を予想
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リップル(XRP)とは、現在の国際送金における数々の課題を解決することを目的として、2012年に誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
流通量はビットコイン、イーサリアムに次ぐ第3位となっており、比較的人気の高い銘柄で、ほぼ全ての暗号資産(仮想通貨)取引所で取引できます。
しかし、一般的な知名度はそれほど高いわけではなく、すでに保有している方も、購入を考えている方もリップルについて知っていることは少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、仮想通貨リップルの特徴や今後期待されること、価格の将来性などを詳しく紹介していきます。
- リップル(XRP)の特徴
- リップル(XRP)の過去チャート
- リップル(XRP)の2025年価格予想
過去のリップルのチャートを振り返り、専門家の予測なども紹介しているので、この記事を読むことで投資に役立てるはずです。
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。
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Contents
仮想通貨リップル(XRP)とは?特徴を解説
仮想通貨リップル(XRP)の特徴は以下の通りです。
- リップル社管理の中央集権的通貨
- 送金速度が速く手数料が安い
- ブリッジ通貨として扱われる
リップル社管理の中央集権的通貨
暗号資産(仮想通貨)は一般的に、非中央集権的な通貨と呼ばれ、中央機関が存在せず分散して管理されるため、透明性が高いことに加えて中央への支払い手数料も不要で、コストを抑えることが可能です。
一方、リップルは暗号資産であるにもかかわらず、リップル社が発行・管理しているため、中央集権的な要素が強いことが特徴です。
これは暗号資産の先駆けであるビットコインが、特定の機関によるコントロールを受けないことを目的に設計されているのに対し、リップルは国際送金の速度を短縮する目的で開発されたという背景があるためです。
送金速度が速く手数料が安い
リップルは、独自のブロックチェーンである「XRP Ledger」を利用しています。この「XRP Ledger」は、他の仮想通貨とは異なり、マイニングを使用せずに承認作業を行っています。
リップル社が承認した「Validator(バリデータ)」と呼ばれる少数の人たちだけが、多数決で取引の記録を付ける作業を行っているのです。このため、一般的な仮想通貨のブロックチェーンと比べて、承認作業がスムーズに行われます。
例として、ビットコイン(BTC)の送金にかかる時間が約10分なのに対し、リップルはわずか5秒程度と、送金スピードで圧倒しています。
ブリッジ通貨として扱われる
XRPはSWIFTのような従来の国際送金に代わって、利用されることを目的として開発されたプラットフォームです。XRPは送金速度が速く、送金コストを安く抑えられるため、ブリッジ通貨としても扱われます。
今までは国際送金をするのに、日本円を海外送金サービス会社の日本口座に送金した後、海外の口座に移してドルで海外の受取銀行に送金するという手続きが必要でした。
しかし、XRPなら日本でXRPを購入して、海外へ送金してドルに換金するだけで簡単に送金が完了します。このように「日本円→XRP→ドル」の橋渡し(ブリッジ)通貨として扱うことができるのです。
【2024年10月】リップル(XRP)の最新ニュース
シンガポール金融管理局(MAS)から「原則承認ライセンス」取得
リップルがシンガポール金融管理局(MAS)から主要決済機関としての「原則承認ライセンス」を取得しています。
リップル社CEOのBrad Garlinghouse氏は、「今後もMASとの連携を強めていき、シンガポール地域や世界の規制当局との強いコミットメントを行う。また、シンガポールのデジタル資産エコシステムの成長と発展を共同で推進できることを楽しみにしている」と述べています。
出典:Ripple Obtains In-Principle Regulatory Approval in Singapore -business wire
コロンビア中銀、リップル社プラットフォーム採用
リップル社は、コロンビアの中央銀行と情報通信技術省との提携を公表しました。コロンビア中央銀行はリップル社のプラットフォーム「Ripple CBDC Platform」を活用して、高額決済システムを強化するユースケースを試験的に導入します。
このプロジェクトを通して、公共部門内でのブロックチェーン技術の利用における革新的な進歩の道を切り開き、公共団体が安全で透明性のある取引をできるようにするというのが目的です。
リップル(XRP)のリアルタイムチャートと過去の価格推移
リップル(XRP)の過去のチャート推移
XRPは2013年1月に誕生しており、価格の急騰を防止するために1,000億枚という高い数量を発行しました。この1,000億枚がXRPの上限枚数ですが、この頃はまだまだ価値はついておらず1円以下を推移していました。
大きく価格が高騰したのは2017年です。年始には約0.7円だったXRPが2018年の年始には約276円までと、およそ394倍まで価格が高騰。一時的に400円近い価格まで上昇しており、仮想通貨市場でバブルが起こったのが大きな要因です。
再び仮想通貨全体が上昇トレンドに入ると、アメリカの大手銀行バンクオブアメリカのリップルネット傘下、12月にはスナップショット時にXRP残高を基に「Sparkトークン」が付与されたため、XRPの買いが大きく増えて2021年には約200円まで高騰しました。
しかし、ビットコインの環境不可への懸念で仮想通貨全体が暴落するとXRPも同じく暴落。また、2020年の12月にあった有価証券未登録によるSECの提訴から法定闘争が長引いていることもあり、下降トレンドへと入っていきます。
リップル(XRP)の現在価格
2022年に入っても仮想通貨全体の下降トレンドは止まらず、ロシアウクライナ情勢の悪化、アメリカの金融引き締め政策による市場の冷え込み、Terra・LUNAの大暴落などを受け、XRPも大きく下落してしまいます。
2024年10月現在は約80円の価格であり、上昇傾向にあります。リップルは他の仮想通貨とは異なった独自の動きを見せることも多いですが、2024年のビットコインの半減期以降の状況傾向に伴って価格上昇が期待できるでしょう。
【2024年】リップル(XRP)は将来性ない?今後を予想
AIによる2025年の価格予想
海外にはAIによる仮想通貨価格予測プラットフォームが多数あり、XRPの価格に対して以下のような予想を立てています。
2023年 | 2024年 | 2025年 | |
---|---|---|---|
CoinPriceForecast (ドル) | 0.56 | 0.70 | 0.73 |
DigitalCoinPrice (ドル) | 0.57 | 0.57 | 0.57 |
CryptoPredictions.com (ドル) | 0.92 | 1.18 | 1.16 |
DigitalCoinPriceの予想では、2023年〜2025年までの各年末の平均価格は0.57ドルで価格の上昇や下降は見られませんでした。しかし、CoinPriceForecastとCryptoPredictions.comは、1ドル超えとポジティブな予想をしています。
また、仮想通貨交換所「Changelly」は、2025年のXRP価格を最低1.65ドル、最高1.97ドルと予測。金融テクノロジープラットフォームFinderが調査した専門家委員会は、2025年末までにXRPが3.81ドルに固定すると予想しました。
投資に「絶対」はありませんが、このようにXRPに「将来性はある」と考える方は多いです。
出典:Ripple Price Prediction 2023 – 2025 – 2030 -CoinPriceForecast
出典:XRP Price Prediction for 2023, 2024-2027 -Cryptopredictions.com
出典:XRP Price Prediction – XRP Forecast – ETH Forecast -DigitalCoinPrice
出典:XRP Ripple Price Prediction: 2022-2030 -Nasdaq
海外サイトによるリップル(XRP)の2024年価格予想
A pivotal moment will be the breach of the $1 mark; surpassing this level could substantially increase the probability of the price reaching the $2.23 potential high. On the flip side, if the bearish trend persists and the price falls below $1.60, it may signal a prolonged breakdown phase.
Ripple Price Prediction 2024 – 2025: Buying XRP Before $1, Is It Worth The Risk?
極めて重要な瞬間は、1 ドルのマークを突破することになるでしょう。このレベルを超えると、価格が潜在的な高値である 2.23 ドルに達する可能性が大幅に高まる可能性があります。反対に、弱気傾向が持続し、価格が1.60ドルを下回った場合、それは長期にわたる崩壊局面を示唆する可能性があります。
海外の暗号資産情報サイトCoinpediaは、2024年のリップルは不安定な相場が続くだろうと予測しています。予想される最高値は2.23$で、現在の0.57$の4倍以上の値上がりが期待できます。
リップル(XRP)の買い方を3STEPで解説
それでは実際にXRPを購入しましょう。ここでは仮想通貨取引所Coincheckを例に解説しますが、画面や名称が異なるだけで他の取引所でも基本的な操作は同じです。
- 取引所で口座開設を行う
- 開設口座に日本円を入金する
- XRPを購入する
まずCoincheckの公式サイトにアクセスをして口座開設をしましょう。HOME画面より「会員登録」ボタンをタップ、メールアドレスとパスワードを入力して「会員登録」をタップします。
そして、確認メールが届いたらメールに記載のURLにアクセスしましょう。登録が完了したら、基本情報の入力・各種重要事項の承諾を行い、最後に本人確認書類を提出します。
次に日本円を入金するために「ウォレット」ー「日本円の入金」より、「銀行振込」を選択しましょう。振込口座が表示されるので、銀行より振り込みを行い、日本円の入金が完了したら「販売所(購入)」を選択します。
リップルの今後に期待できる理由
独自ステーブルコイン「RLUSD」を公開
2024年10月16日にリップル社は、米ドルと連動するステーブルコイン「RLUSD」(リップルUSD)とその取引所パートナーおよびマーケットメイカーを発表しました。
ステーブルコインとは法定通貨などの価格との連動で価格が安定するように作られた仮想通貨で、より決済手段として利用しやすくなっています。
もしリップルがより投資商品としての色を強めた場合、従来までとは異なる価格推移を見せることも考えられます。
そうなれば、リップルの価格が更に上昇していくこともあるでしょう。
SECとの裁判問題が終結に近づいている
リップル社は長年に渡ってSEC(米国証券取引委員会)との裁判を行っており、判決がリップルの価格にも影響を与えると注目されていました。
2024年8月8日に出た判決はリップル社に約1億260万ドルの罰金支払い命令となりましたが、これは当初SECが請求していた20億ドルを大きく下回るため、実質的にリップル側の勝ちと考える人も多いです。
もし当初の判決内容と大きく変わらない内容で決着すれば、リップルの更なる値動きが期待できるでしょう。
リップルの課題点
価格変動が大きい
リップル(Ripple)は他の仮想通貨と同様に価格変動が大きい特性があり、特に法定通貨と比べるとその価格の変動は著しく、過去には価値が半減するような急落も何度か経験しています。
値動きの大きさは投資や投機対象として魅力がある一方で、実用面においては大きなリスクを抱えていると言えるでしょう。
事業者や個人がリップルを決済手段として使用する場合、価格の大幅な変動は予測困難なリスクを含んでいるとも言えます。
リップルの価格安定性が欠けていることで日常的な取引において信頼性が低下し、広範な普及を妨げているでしょう。
市場や動向の規制の変化などに留意し、適切なリスクヘッジが重要です。
法整備が不十分
リップル社はSEC(証券取引委員会)との訴訟を通じて、アメリカにおける仮想通貨の法整備に対して強い不信感を抱いています。
リップルが2013年から7年間も仮想通貨として取り扱われてきたにもかかわらず、突然に違法とされ提訴された背景には法規制の不十分さが影響しているでしょう。
これはリップルに限った問題ではなく、仮想通貨全般においても同様で各国において法整備が必要であると言われています。
過剰な規制は仮想通貨市場全体にネガティブな影響を及ぼす可能性があるため、今後の法整備の動向には国際的な視点からも注目していくと良いでしょう。
競合他社との競争
リップル(XRP)の懸念として国際送金市場や決済市場で多くの競合他社が存在し、競争が激化していることが挙げられます。
そのため競合他社との競争に直面した際に、市場シェアの獲得やビジネスの成長に向けて戦略を展開する必要があるでしょう。
競争に生き残るための施策が発表されたときは、リップル(XRP)の価格に大きく影響を及ぼすでしょう。
リップルの歴史
2013年 | 発行開始 |
---|---|
2015年 | 現在のRipple Labs Inc.(リップル社)へ改名 |
2016年 | SBIホールディングスとリップル社合同で「SBI Ripple Asia」を設立 |
2020年 | SEC(米証券取引委員会)から提訴される |
2023年 | SEC(米証券取引委員会)の控訴が却下される |
2024年 | リップル社に183億円の罰金が科せられる |
リップル社は2012年に会社が設立され、翌年1月から発行が開始されました。発行時点から注目されており、すぐに発行上限へ到達しています。
またリップルと言えばSEC(米証券取引委員会)との訴訟問題であり、提訴されてから4年を経て2024年8月にリップル社に183億円の罰金が科せられました。
リップルの今後に関するよくある質問
リップル(XRP)のガチホ(長期保有)期間について一概に言うのは難しく、市場の動向や規制、技術の進展など多くの要因が影響します。
特にリップルは銀行間の送金システムで広く採用されつつあり、その将来性は大きいですが、法規制リスクや市場の変動性が注意点と言えるでしょう。
主要なプロジェクトや技術的進展があるかを常にチェックし、定期的にポートフォリオを見直すことが重要です。
リップル(XRP)が100万円に達する可能性は極めて低いと考えられます。現在の価格と時価総額から見て、100万円に達するためには市場全体の価値が極めて大きく膨張する必要があるでしょう。
そのためには主要な国際通貨や巨大な金融資産を凌ぐ規模となり、現実的ではありません。
リップル自体が金融機関向けの決済システムに特化しており、一般消費者向けの爆発的な需要が期待しにくいのも要因の1つです。
リップルの価格がなかなか上がらない理由の一つとして、発行枚数が多く、流通量が需要に対して大きすぎる点が挙げられます。また、SEC(米証券取引委員会)との訴訟問題など、通貨としての信用を未だいられていないことも価格上昇を妨げている要因と言えるでしょう。
まとめ
今回の記事は、仮想通貨リップル(XRP)の特徴や過去のチャートを紹介しました。
- XRPはリップル社管理の通貨で送金速度が速く手数料も安い
- 2023年7月現在は約65円の価格で、やや上昇中
- 2025年は今より価格上昇していると予測する専門家やAIが多い
- SECとの裁判結果が注目されており価格に影響を与える可能性は高い
- XRPは仮想通貨取引所「Coincheck」や「DMM Bitcoin」で購入が可能
リップルは送金速度が速く手数料も安いことが特徴の仮想通貨です。そのため、今後はメジャーな国際送金方法として認知される可能性も高いでしょう。
また、リップルは過去の値動きや著名人・AIの予測を参考にしても、2023年末から2024年にかけては価格上昇が期待できます。そのため、いまのうちに先行投資をしておく方法もおすすめです。
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