仮想通貨リスク（LSK）は今後どうなる？特徴や将来性を徹底解説

リスク（LSK）は、2016年に誕生した比較的新しい仮想通貨です。分散型アプリケーション開発のプラットフォームを目指し、現在も成長を続けています。

仮想通貨に興味がある人の中には、「リスクってどんな仮想通貨なのかいまいちわからない」「リスクの今後が気になる」と、思っている人も多いでしょう。

この記事では、リスクについて以下のようなことを詳しく解説します。

リスク（LSK）の取引を検討している人はぜひ参考にしてください。

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監修者の紹介

金子 賢司

経歴・プロフィール

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。

仮想通貨リスク（LSK）とは？特徴を紹介

リスク（LSK）は、分散型アプリケーション（DApps：ダップス）のブロックチェーンプラットフォームのことです。ベルリンを開発拠点とする、リスク財団によって開発されました。

リスクの上場は2016年で、発行枚数の上限は設定されていません。リスクは、スマートコントラクト実装を目指していることが特徴です。

また、プログラミング言語にはJavaScriptを採用しており、開発しやすくなっていることも特徴です。

サイドチェーン技術を使った追加開発や独自承認方式DPos、ステーキングサービスなど、多くの要素が注目されており、今後の価格高騰が期待されています。

リスク（LSK）は、技術開発プロジェクトが進行中の仮想通貨ということですね。

リスク（LSK）の基本情報

※2024年10月22日時点の情報

リスク（LSK）の5つの特徴

ここでは、仮想通貨リスク（LSK）の5つの特徴について解説します。

将来性が見込めるJavaScriptで開発

リスクの特徴の1つとして、JavaScriptを使って開発していることが挙げられます。JavaScriptは、Webサイトやゲームなど多くのシステムに使われている、ポピュラーなプログラミング言語です。

仮想通貨の中には、独自のプログラミング言語を使って開発を進めている通貨が多くあります。開発に参加しやすいリスクのプラットフォームは、今後も開発の活性化を期待できるでしょう。

開発が進めば、今後リスクが広く利用される可能性がありますね。

安全性が高いサイドチェーン技術を採用

ブロックチェーン上にサイドチェーンの構築を目指しているのも、リスクの特徴です。サイドチェーン技術は、JavaScriptと同様にリスクの開発を容易にしています。

仮想通貨の多くは、取引情報をブロックに記録して鎖のようにつなげていく「ブロックチェーン」技術を採用しています。ブロックチェーン技術は、仮想通貨の取引量が増えることで処理能力が低下し、取引が遅延や手数料増加などの問題が発生する点がデメリットです。

サイドチェーンを構築することで、メインチェーンのシステムの負荷を減らし、処理速度を向上させられることがメリットです。

サイドチェーンで障害が発生したときには、切り離してメインチェーンへの影響を抑えられますし、メインチェーンに変更を加えずサイドチェーンで開発を進められます。

つまり、サイドチェーンはスケーラビリティ問題の解決や開発の活性化に役立つ技術ということですね。

スマートコントラクト実装で処理能力アップ

冒頭でも伝えたとおり、リスクはスマートコントラクトの実装を目指しています。

スマートコントラクトとは、条件を満たせば自動で契約が実行される仕組みのことです。プログラムを事前に設定するだけで契約が実行されるので、仲介者を立てなくても安全で公正な取引が可能になります。

スマートコントラクトを実装している仮想通貨として知られるのが、イーサリアムです。

サイドチェーン技術に加えてスマートコントラクトを実装できれば、処理能力がアップし分散型アプリケーションとしての利便性が高まるでしょう。

DPoSを採用した独自の承認方式

リスクは、取引の承認方式に独自のコンセンサスアルゴリズム「DPoS（デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク）」を採用しています。ビットコインなどのPoWで行われるマイニングとは異なり、投票によって承認者（デリゲーター）が選ばれるのが特徴です。

DPoSは他のアルゴリズムと比べ、承認に必要な処理が少なく済むため、処理速度が速くなります。

承認者が行う承認作業を、フォージングと呼びます。

ステーキングサービスで資産運用できる

承認方式にDPoSを採用しているリスクは、ステーキングによる資産運用ができます。ステーキングとは、対象の仮想通貨を保有してブロックチェーンのシステムに参加することで報酬をもらえる仕組みのことです。

ステーキングサービスを利用するためにリスクを保有する人が増えれば、リスクの価値が上がるかもしれません。

現在は停止中ですが、日本の仮想通貨取引所では「コインチェック」と「ビットフライヤー」でリスクのステーキングサービスを提供していました。今後のリスクのステーキングサービス再開に期待したいところです。

リスクは、キャピタルゲインに加えてインカムゲインによる利益を得られる可能性があるということですね。

リスク（LSK）のリアルタイムチャートと過去の価格推移

【最新】リスク（LSK）のリアルタイムチャート

リスク（LSK）の過去の価格推移

出典：coinmarketcap.com

ここでは、チャートとともにリスクの現在の価格動向を解説します。

2024年10月現在の価格動向

2016年にリスクは上場しましたが、上場後しばらくの間は大きな値動きがなく、100円を切る状態が続いていました。2017年～2018年にかけて仮想通貨バブルが到来し、2018年には4,000円を超えています。

その後、リスクの価格は大きく下落し、100円台の価格を継続。2021年には、仮想通貨全体の価格上昇につられるようにしてリスクの価格も900円台に上昇しました。

しかし、再度下落し、2023年11月時点で1Lisk＝約160円に下落。2024年10月現在は1Lisk＝約125円となっています。

仮想通貨の相場と連動した価格の変動はありますが、リスク単独での価格変化はほとんどありません。

過去の最安値と最高値

リスクの最安値は2017年代に記録した約10円、最高値は仮想通貨バブルの2018年に記録した約4,300円です。

最安値と最高値では、約430倍の差があります。2024年現在の価格は120円前後で落ち着いていますが、今後、爆発的に価格が上昇する可能性を秘めているかもしれません。

価格が低迷している今のうちにリスクを購入しておくのもありですね。

【2024年】リスク（LSK）の将来性は？今後の価格を予想

「リスクの価格は今後高騰するの？」「リスクに将来性はある？」と、疑問に思っている人も多いでしょう。ここでは、さまざまな角度からリスクの将来性と今後について予測してみたいと思います。

比較的新しい通貨なので今後の開発に期待

リスクが誕生したのは2016年なので、まだまだ新しい仮想通貨といえます。現在進行形のプロジェクトで、分散型アプリケーションのプラットフォームとしても仮想通貨としても未完成です。

スケーラビリティ問題を解決するサイドチェーン技術やDPoSの採用など、今後の成長を期待できる仮想通貨といえます。

リスクの開発速度はゆっくりで、すぐに価格が高騰する可能性はあまり高くありません。しかし、将来的に需要が高まる可能性は十分なので、価格が下落している今、リスクに投資しておくのも悪くないでしょう。

今後のアップデートに注目ですね。

SDK公開がカギ

JavaScript採用でアプリケーション開発が容易なリスクですが、まだSDKが公開されていません。

もしもSDKが提供されれば、開発者は余計な工程を削減して効率よくアプリケーションを開発できるようになります。

リスクのSDK完全版が発表されれば、一気にアプリケーションの開発やプロジェクトが進む可能性もあります。SDKリリースに関する情報が開示されれば、リスクの知名度・需要が高まり、価格高騰も期待できるでしょう。

リスクのSDKがいつ発表されるかが、今後のリスクの将来を握るカギといえます。

ステーキング利用者が増加の可能性

「ステーキングサービスで資産運用できる」の項でも伝えたとおり、リスクはステーキングによる資産運用が可能な仮想通貨です。今後、ステーキングによるインカムゲインを狙ったユーザーが増える可能性があります。

ステーキング目的にリスクを保有する人が増えれば、リスクの価格が上昇する可能性もあるでしょう。

今後、リスクのステーキングサービスがどう広がっていくかが、リスクの価格を左右するといえるでしょう。

現在国内の仮想通貨取引所で停止されている、リスクのステーキングサービス再開に期待したいですね。

国内取引所の取り扱い増加に期待

国内の主な仮想通貨取引所のなかでは、「コインチェック」と「ビットフライヤー」でのみリスクの取り扱いがありましたが、2024年10月現在、取り扱いが停止されています。

今後リスクを取り扱う仮想通貨取引所が増加するかどうかも、リスクの将来を握るカギといえるでしょう。

イーサリアム・リップルなどの有名なアルトコインのように、多くの取引所でリスクが取引される未来は十分にあり得ますよ。

海外サイトによるリスク（LSK）2024年の価格予想

According to the technical analysis of Lisk prices expected in 2024, the minimum cost of Lisk will be $$0.592. The maximum level that the LSK price can reach is $$1.08. The average trading price is expected around $$1.57.

Lisk (LSK) Price Prediction

2024年1月現在のリスクの価格は1LSK＝1.11ドル（約164円）となっており、年内の大きな価格高騰は望めないと予測されています。

まとめ

今回は、仮想通貨リスク（LSK）の特徴やチャート、将来性などについてくわしく解説しました。

開発途上にあるリスクは、今後価格が上昇する可能性を秘めています。価格が下落している今、買っておくのも1つの選択肢です。

まだ仮想通貨取引の経験がない人は、まずは口座を開設しましょう。