イーサリアム(ETH)の今後はどうなる?将来性や価格予測
ゼロメディア(以下、当メディア)はユーザーがより有益な意思決定を行えるように独自で定めた「コンテンツ制作・編集ポリシー」に基づき制作に努めています。紹介する商品の一部または全部に広告が含まれておりますが、公平性を欠いた特定商品の過大評価や貶める表現などをポリシーで禁止事項として取り決めており、各商品の評価や情報の正確さに一切影響する事はありません。また、各商品に関して「評価方針・比較基準」を作り込み、客観的且つ中立的な観点より情報提供することを第一としています。詳細および免責事項につきましては、広告掲載ポリシーをご確認いただきますようお願いいたします。
【数字で見る本記事の信頼性】
・日本暗号資産取引業協会登録の33社から15社を抜粋。
・各案件を当メディア独自の5項目基準で採点化。
・実際使っている取引所はどこか仮想通貨歴5年の方にインタビュー。
・各案件を実際に利用した人からのコメントを150件(各10個)取得。
イーサリアム(ETH)は、暗号資産(仮想通貨)の一種で、ビットコインに次ぐ流通量を誇る人気銘柄として認知されています。
実際に、2024年現在、国内の主要な暗号資産(仮想通貨)取引所で購入・売却が可能です。
ビットコインにはない特徴も備えていますが、その認知度は低く、「イーサリアムとは一体どんな銘柄なの?」「値上がりを期待して購入したいけど、将来性はあるの?」と疑問に思う方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、イーサリアム(ETH)の特徴やこれまでの価格変動、将来性などを分かりやすく解説します。
- 著名人やAIが予測するイーサリアムの将来価格
- イーサリアムの特徴と投資する上での注意点
- ETHの現在価格と過去の値動き
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。
当メディアでは金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で認可を受けている且つ「関東財務局」に登録されている仮想通貨(暗号資産)取引所のみを掲載しています。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、各商品の評価や情報の正確さに一切影響する事はありません。仮想通貨のおすすめのランキング等は取引手数料、取扱銘柄数、口コミ等を元に独自に採点しています。当コンテンツは株式会社ゼロアクセルが管理を行なっております。詳細は広告ポリシーと制作・編集ガイドラインをご覧ください。 |
Contents
仮想通貨イーサリアム(ETH)とは?特徴を解説
「ETH(イーサ)」とは、イーサリアムと呼ばれるプラットフォーム内で使用される仮想通貨で以下のような特徴を持っています。
- DAppsの開発が可能
- スマートコントラクトを活用
- 発行上限がない
- PoSが採用されている
DAppsの開発が可能
イーサリアムでは、「DApps(分散型アプリ)」の開発が可能です。DAppsは、スマートフォンで使用しているアプリに似たようなものですが、いくつかの違いがあります。
イーサリアムのプラットフォーム上で作られたDAppsには、ウォレットアプリの「MetaMask」、分散型取引所の「Uniswap」、NFTマーケットプレイスの「OpenSea」などがあり、2024年現在ではこれらのようなイーサリアム上で作られたDAppsが主流です。
スマートコントラクトを活用
スマートコントラクトとは、契約内容を自動で実行する仕組みのことです。あらかじめ設定した実行条件をプログラムしておくことで、人の介入なしに契約が自動的に行われるメリットがあります。
ただし、スマートコントラクトを実行する際には、手数料として「ガス代」と呼ばれるものが必要です。近年、イーサリアムが抱えている問題として利用者の増加に伴い、ガス代が高くなっていることが挙げられます。
発行上限がない
ビットコインは2,100万枚という発行上限枚数が設定されています。また、およそ4年に1度マイニングの報酬が半分になる「半減期」が設定されており、これによりインフレを防いでいることが特徴です。
この違いはイーサリアムの目的によるものであり、イーサリアムはスマートコントラクトを使用してインフラ整備やアプリ普及を目指しているため、上限設定がないのです。
そのため、上限がないことにより、ビットコインのように通貨の価値が急激に上昇して価格が一気に高騰する可能性は低いでしょう。逆に言えばこの安定性こそが、イーサリアムのメリットとも言えます。
PoSが採用されている
ブロックチェーンでは中央管理者が存在せず、取引の管理や承認はP2Pという通信方式で利用者が分散して行っています。正しい取引かどうかを判断し、取引内容がブロックにまとめられてチェーンのように繋がる方法です。
なお、イーサリアムは長年マイニングによってデータの承認を行う「PoW」というコンセンサスアルゴリズムを採用していましたが、手数料の高騰や処理速度の低下などの問題が生じたため、大規模なアップデートが行われました。
そのため、現在イーサリアムでは保有によって取引を承認する「PoS」というコンセンサスアルゴリズムが採用されています。
【2024年9月】イーサリアム(ETH)の最新ニュース
BRC-721Eのローンチ
2023年5月29日に、「BRC-721E」という新しいトークン規格が登場しました。「BRC-721E」はイーサリアム上のNFT(非代替トークン)をビットコインのブロックチェーン上に移行が可能です。
イーサリアム上のNFTをバーン(焼却)して、ビットコインのネットワーク上のサトシに記述できる再構築する能力があります。
出典:BRC-721E Token Standard Converts Ethereum NFTs to Bitcoin NFTs -CoinDesk
「Arbitrum」Orbitチェーン開発者向けツールリリース
2023年6月22日、イーサリアムのL2「Arbitrum」を開発するOffchain LabsがOrbitチェーンの開発者向けツールをリリースしました。
また、「Orbit Devnet」と呼ばれるサンドボックス環境も提供しており、ローカル環境でテストしてデバッグが可能になりました。
出典:A gentle introduction: Orbit chains -Arbitrum Docs
イーサリアム(ETH)の過去のチャート推移と現在価格
【最新】イーサリアム(ETH)のリアルタイムチャート
イーサリアム(ETH)の過去のチャート推移
ETHの過去の値動きが上記の画像です。イーサリアムは、最初のβ版である「Frontier」が2015年7月30日にリリースされ、それまではテスト環境のみで動かしていたものがはじめて技術者向けに開放されました。
2016年3月にはアップデート「Homestead」が行われたことで、一般の人でも利用できるようになり、価格は約1,500円前後で推移しています。しかし、その後の6月には「TheDAO事件」と呼ばれる事件が発生しました。
2017年に入ると仮想通貨業界でバブルが到来したことで、2018年1月には約14万円まで価格が上昇しています。しかし、その後は中国の仮想通貨規制やネム流出事件などが起きたことにより、価格は約4万円まで下落しました。
しかし、2020年〜2021年にはDeFiブーム・NFTームなどが起きたことで仮想通貨市場が活気づき、2021年11月には過去最高値の約52万円を記録したのです。
イーサリアム(ETH)の現在価格
2022年にはFRB(米連邦準備制度理事会)が金利引き上げを加速させました。この影響で、株式や債券などの市場、仮想通貨市場全体が下落し、ETHの価格も下がります。
また、5月にはステーブルコインである「テラUSD」の連動が外れたことで、仮想通貨市場全体が大きく暴落。その結果、ETHの価格は約14万円まで下落し、年初の半分以下になりました。
しかし、2023年に入ると徐々に仮想通貨市場が回復し始め、現在の7月時点でETHの価格は約26万円まで回復しました。金利引き下げはまだ先と予想されていますが、2024年にはビットコインの半減期も控えており、市場は高い期待を抱いています。
【2024年】イーサリアム(ETH)は将来性ない?今後を予想
著名人・AIによる10年後の予想
Cathie Wood氏率いるARKインベストでは、2022年1月時点でイーサリアムの価格は今後10年以内に17万ドル〜18万ドルに達すると予測しました。
また、海外ではAIによる仮想通貨価格予測プラットフォームが多数あり、ETHの価格を以下のように予想を立てていることも見逃せないでしょう。
2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 2028年 | 2029年 | 2030年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CoinPriceForecast (ドル) | 2,229 | 2,638 | 3,137 | 2,877 | 3,488 | 4,113 | 4,129 | 4,658 |
DigitalCoinPrice (ドル) | 1,649 | 1,411 | 1,719 | 2,228 | 2,674 | ー | ー | ー |
CryptoPredictions.com (ドル) | 4,009 | 4,560 | 6,084 | 8,223 | 8,223 | 9,787 | 13,958 | 19,254 |
出典:ETH to hit $20-trillion market cap by 2030: Ark Invest -CoinTelegraph
出典:Ethereum Price Prediction 2023 – 2025 – 2030 -CoinPriceForecast
出典:Ethereum Price Prediction for 2023, 2024-2027 -Cryptopredictions.com
出典:Ethereum Price Prediction – ETH Forecast -DigitalCoinPrice
海外サイトによるイーサリアム(ETH)の2024年価格予想
Ethereum is expected to reach new all-time highs, surpassing $6,300 in late July 2024. Subsequently, a minor drop to around $3,700 is anticipated before gathering momentum for another rally.
Bitcoin and Ethereum Price Prediction Post BTC Halving
イーサリアムは、2024年7月下旬に6,300ドルを超え、最高値を更新すると予想されている。その後、さらなる上昇の勢いが高まる前に、3,700ドル程度まで小幅下落すると予想される。
イーサリアムの2024年1月時点での価格は、1ETH=2,565USD(約377,000円)となっています。
仮のこの予想が正しければ、2024年のうちに2倍以上の値上がりが期待できるでしょう。
イーサリアム(ETH)投資の注意点
ETHに投資をする際の注意点は以下です。
- ボラティリティが大きい
- ガス代が高い
- 利益は課税の対象
ボラティリティが大きい
ETHを含む仮想通貨市場は価格の変動(ボラティリティ)が大きいため、投資には注意が必要です。1日で価格が10%下落することもあり、過去には約16%もの暴落が起きたこともありました。
特にレバレッジ取引を行っている場合は価格の急落によってすぐにロスカットして、損失を確定させることがあります。そのため、リスクを最小限に抑えるために資金管理をしっかりと行うことが重要です。
ガス代が高い
イーサリアムは長い間、処理速度の低下やガス代の高騰などのスケーラビリティ問題に悩んできました。
利用者が増えることで、システムに負荷がかかってしまうこと。処理が追いつかなくなってしまう問題のことを指します。
イーサリアムの人気が高くなれば当然利用者も増えており、ネットワークが混雑するためガス代が高くなってしまうのです。そのため、イーサリアムに対抗するプラットフォームも複数登場し、ガス代を安く抑える取り組みが行われています。
しかし、将来的に他の仮想通貨への需要が高まり、イーサリアムの需要が減少すればETHへの投資から利益を得ることが難しくなるかもしれません。イーサリアムはThe Mergeアップデートにより安定性が向上しましたが、まだ課題が残っている状況です。
利益は課税の対象
仮想通貨で利益を得る場合は、イーサリアムを含めて課税の対象になるため注意が必要です。利益が年間20万円以上(学生や主婦など扶養されている場合は33万円以上)ある場合は、その利益は雑所得として扱われます。
例えば、ETHを日本円に換金する際に利益が発生した場合は、課税の対象なので注意しましょう。また、ETHからBTCなど他の通貨に換金した場合も同様に課税されるため、換金前に把握しておくことが重要です。
イーサリアム(ETH)の買い方を3STEPで解説
それでは実際にETHを購入してみましょう。ここでは仮想通貨取引所Coincheckを例に解説しますが、画面が異なるだけで他の取引所でも基本的な操作は同じです。
- 取引所の口座開設をする
- 開設した口座に日本円を入金する
- ETHを購入する
まずはCoincheckで口座開設を行なうために公式サイトへアクセスして「会員登録」ボタンをタップしましょう。メールアドレスとパスワードを入力して「会員登録」をタップする流れです。
そして、入力したメールアドレス宛に届いたメールに記載されたURLにアクセスします。そして、各種重要事項の承諾を行い、本人確認書類の提出を行いましょう。
口座が開設できたら「ウォレット」ー「日本円の入金」より、「銀行振込」を選択します。日本円を振り込む指定銀行が表示されるので、自身の銀行口座より振り込みを行いましょう。
日本円の入金が完了したら、「販売所(購入)」を選択します。購入できる通貨が表示されるので「ETH」を選択、数量を入力、「購入する」をタップすればイーサリアムの購入手続きは完了です。
イーサリアム(ETH)が購入できる仮想通貨取引所おすすめ3選
Coincheck
- アプリダウンロード数No.1※1
- マネックスグループ運営の安心感
- 取引所のBTC取引手数料が無料
- 最短1日で取引が開始できる
Coincheckはマネックスグループが運営している国内仮想通貨取引所。取扱銘柄数が多く、イーサリアムやビットコインなどのメジャーな通貨はもちろん、メタバースのサンドやエンジンコインなども取り扱っています。
また、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」も提供しているので、イーサリアムをメインに取引する方にも最適でしょう。
Coincheckの基本情報
取扱銘柄数 | 30種類 |
最小取引数量 | 0.001BTC(販売所) 0.005BTC(取引所) |
取引手数料 | 販売所:0.1%~5.0% 取引所:Maker:0%~0.5% Taker:0%~0.1% |
日本円の入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は、お客様負担。) コンビニ入金:3万円未満770円、3万円以上30万円以下1,018円 クイック入金:3万円未満770円、3万円以上50万円未満1,018円、50万円以上入金金額×0.11% + 495 円 |
日本円の出金手数料 | 407円(税込) |
仮想通貨の送金手数料 | 0.0005 BTC 0.005 ETH 0.15 XRP |
その他サービス | ・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheck NFT(β版) |
出典 | Coincheck公式サイト |
※1 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
DMM Bitcoin
- レバレッジ取引の取り扱い通貨数が国内No.1※1
- 取引手数料が無料
- LINEからの問い合わせにも対応
- 最短30分で取引が可能
DMM Bitcoinは、DMM FXやDMM 株などを運営しているDMMグループ提供の国内仮想通貨取引所。レバレッジ取引に対応しているので、資産以上にイーサリアムの取引を行いたい人におすすめです。
さらに、スマホアプリが使いやすくシンプルに表示できる「STモード」、本格トレードが可能な「EXモード」を簡単に切り替えられるため、初心者〜上級者の方まで利用しやすい取引所です。
DMM Bitcoinの基本情報
取扱銘柄数 | 38種類 |
最小取引数量 | 0.0001 BTC 0.001 ETH 1 XRP |
取引手数料 | 販売所:0円~ 取引所:- |
日本円の入金手数料 | 無料 ※銀行手数料はお客様負担 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 0円~ |
その他サービス | ・レバレッジ取引 ・IEO ・BitMatch注文 |
出典 | DMM Bitcoin公式サイト |
※1 2023年4月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ
BITPOINT
- 国内では珍しい通貨を取り扱っている
- スマホアプリが使いやすい
- 「貸して増やす」でETHを増やすことができる
- 上場のたびにお得なキャンペーンを実施
BITPOINTは、SBIグループの株式会社ビットコインジャパンが運営する取引所。そのため、セキュリティ技術は高く、信頼性も高いです。
また、GXEやKLAY・DEP・SHIBなど国内では珍しい通貨を多数取り扱っており、上場時にはお得なキャンペーンを開催することが多いので、仮想通貨取引を始めるなら登録しておくのがおすすめです。
BITPOINTの基本情報
取扱銘柄数 | 24種類 |
最小取引数量 | 0.0001BTC 0.0001ETH 0.01XRP |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他サービス | ・つみたて ・ステーキング ・貸して増やす |
出典 | BITPOINT公式サイト |
まとめ
今回の記事は、イーサリアムの特徴やETHの過去チャート・将来価格について紹介しました。
- スマートコントラクトを活用しているなどの特徴を持つ仮想通貨
- 著名人・AIによるからは高騰する可能性が高いと予想されている
- 価格の変動やガス代が高いことは注意点
- 価格は回復傾向にある
イーサリアムはウォレットアプリや分散型取引所、NFTマーケットプレイスなど様々なプラットフォームで利用されています。そのため、今後も様々な企業やプロジェクトがイーサリアムを活用する可能性は高く、仮想通貨の中心的存在となるでしょう。
また、2024年現在はレンジ相場から上昇の兆しが見えてきたところです。今から投資すれば将来性にも期待できるため、資金に余裕があれば投資を検討してみることをおすすめします。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。